第29話

いわち
岩橋玄樹
岩橋玄樹
あなた、
あなた

なに?

岩橋玄樹
岩橋玄樹
あなたはさ、岸君の事好きなの?
あなた

え?

あなた

べ、別に。

岩橋玄樹
岩橋玄樹
ふーん、じゃあさ、
あなた

ん?

岩橋玄樹
岩橋玄樹
俺と付き合ってよ。
あなた

え?

岩橋玄樹
岩橋玄樹
俺、ずっとあなたの事好きだった。
あなた

岩橋玄樹
岩橋玄樹
あなた?
あなた

私、いわちとは、

あなた

ずっと友達で居たいよ。

岩橋玄樹
岩橋玄樹
…ごめん。
岩橋玄樹
岩橋玄樹
そっか…
あなた

え、いわちが謝る事じゃ…

岩橋玄樹
岩橋玄樹
俺、
岩橋玄樹
岩橋玄樹
もうあなたとは友達じゃ居られない。
あなた

え、

岩橋玄樹
岩橋玄樹
ごめん。
あなた

いわち?

あなた

いわち!

岩橋は、振り返ることなく、
歩いていった…
あなた

なんで…

ポタッ
あなた

あ、

あなた

雨だ…

ポタッ、ポタッ、
あなた

なんか、泣けてくる。

ザー
ザーザー
あなた

う、

あなた

うわぁぁぁー!

あなた

うわぁぁぁぁぁぁん!

ザーザーザーザー
雨が強くなり、
あなた

うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!

私の泣き声はかき消され、
私は地面に手をついていた。
自分の肌に、
雨があたり、
冷えていく体。
あなた

うわぁぁぁん!

でも突然、
あなた

え、

雨が、体に当たってない。
でも、周りは雨が降ってる。
私は上を見た。
あなた

え、、、

あなた

なんで、、、?