私は今潜入捜査中である。
どこに潜入しているかというと、あの有名なジェルマ66だ。
私はそこの召使いとして潜入している
もちろん簡単ではなかった。
ジェルマ66は警戒が強く、すっごく苦労した
私はその中でもイチジ、長男付きの召使いとなった
我ながら大出世だと思う!
私は念の為偽名を使った。
万が一本名を言ってバレたら今までの努力が水の泡だ
そこからは少しづつイチジの警戒を解いていった
時間をかけゆっくりと
その甲斐あってか今ではメイドの中では私が1番優遇されているだろう
そんな時、ある人がやってきた
それは……
やばい!
今ここでサンジくんと顔見知りだとバレたら…!!
私は必死にサンジくんに願った。
どうか知らないフリをしてと。
サンジくんは空気を察してくれたのか、何も反応はしてこなかった
安心したのもつかの間。
サンジくんとニジ様やヨンジ様が言い争いをして、料理の話になった
今日の料理の献立を考えたのは私だ。
このままではなんの罪もない料理長が怒られてしまう。
私は自ら名乗り出た
そう言えば、ニジ様が料理を私目掛けてなげてきた
咄嗟のことに私も反応出来なかった
ガチャン!
しばらくしても私の顔にものが当たることは無かった
そう、サンジくんが助けてくれたのだ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。