あなたside
嘘……でしょ？
私は、頭が真っ白になった。
黒尾が、女のコを自分から引き離した。
黒尾「何すんだ……。」
黒尾は、物凄い怒気を含んだ低い声で言った。
？？「っ……。いいじゃない！私だって思い出作りたかっただけよ！」
女のコは、少し怯えた様子で言った。
黒尾「は……？そんなくだらない理由でこんな事をしたのか……？……二度と俺の前に現れるな。」
？？「っ……！ふっ、ふんっ！別に私ももうアンタなんか好きじゃないわよ！少しモテるからって、調子乗ってんじゃないわよ！」
女のコは、走って去って行った。
あなた「黒尾……。」
黒尾「あなた？！」
黒尾side
俺は、我に返って女を自分から引き離した。
黒尾「何すんだ……。」
自分でも信じられない低い声が出た。
我ながら、かなり怒り狂っていたんだと思う。
？？「っ……。いいじゃない！私だって思い出作りたかっただけよ！」
女は、俺が怖いのか、少し怯えた様子で言った。
その言葉と、様子に俺はさらに腹がたった。
黒尾「は……？そんなくだらない理由でこんな事をしたのか……？……二度と俺の前に現れるな。」
？？「っ……!ふっ、ふんっ！別に私ももうアンタなんか好きじゃないわよ！少しモテるからって、調子乗ってんじゃないわよ！」
そう言って、女は去って行った。
ムカつく……早くあなたのとこ行って消毒しよ……。
あなた「黒尾……。」
黒尾「あなた？！」
なんでいるんだ？！
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。