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第2話

出会い
33
2019/03/18 11:03
桜散る入学式。菫中学校にはたくさんの生徒が集まっていた。
この中学校は3つの小学校からの生徒が入学する。
言うことを聞かないように鳴る心臓を抑え、教室に入る。

「…ここか。」

席に座ると、早速隣の男子が話しかけてきた。
知らない人は苦手だ。できればやめて欲しい。そんな願いも届かず、
テンションが高い。最も苦手なやつだ。

「君、どこ小?俺は桜小。」

ああ。ほんと苦手なタイプだ。関わりたくないが、無視も良くない。

「…百合小。」

まず名前も知らない奴に聞くか。

「…名前は?」

「えっ?何?」

人の話聞いとけよ。正真正銘のアホか。

「名前はなんて言うの?」

「俺は駿!よろしく!」

はぁ。疲れる。こうゆうやつが1番疲れる。
そんな会話を続けていると、駿の横から大人しそうな男子が出てきた。

「ごめんなさい。こいつアホなんです。僕は想です。よろしく。」

あ、一番楽なタイプだ。この子とは仲良くしよう。

想「君の名前は?」

凛「私は凛です。よろしく。」

そこに先生が入ってきて、中学校生活が始まった。

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