第12話

4人の朝
71
2018/08/22 04:58
うーん……
心地よい光、が無い無限都市の朝。
ん……
重たい瞼を持ち上げ、前を見る。

私の目の前にあったのは。


レオルの気持ちよさそうな寝顔。
!?///
レオル
すぅーすぅー
びっくりしたぁ……
そうだ、昨日からレオルと同じ部屋で寝ることになったんだった
え、ちょ……
動こうとすると、レオルの腕が私を抱きしめていることにようやく気がついた。
レオル
ん……宙……
れ、レオルー…もう朝だよー……?
レオル
ん?もうちょっとだけ……
レオルはまだ眠いよう。

父親が居ない私は男の子と一緒の部屋で寝るのは初めて。
どうしたらいいのか分からず、硬直してしまっている。


ていうかこの状況まずいんじゃない?

なんていうか、こう、男の子に抱きつかれて寝てるって、社会的に大丈夫?

とか思ってたらレオルが寝ぼけて起きてきた。
レオル
うーん……うわっ宙!?
5秒ほどして、レオルがハッとした表情になる。ようやく自分が私のことを抱きしめていることに気がついたようだ。
レオル
///その、えっと、わりぃ……//
レオルの頬が赤くなる。
それをみて、何だか笑いが込み上げてきた。
ぷっ、ふふふ…あはははは!
レオル
なっ……笑うんじゃねえこの野郎!!
レオルも笑いが込み上げてきたようだ。

ひとしきり笑った私達は、リンカたちがいるリビングに向かった。
リンカ
あっ、宙、レオルおはよー
カイリ
おーっす、なんだよお前ら、朝から機嫌いいな!
レオル
カイリ、ヨダレのあと付いてんぞww
わっ、ほんとだーw
カイリ
うわっまじか!
リンカ
だから顔洗えって言ったじゃない!



──朝食──



リンカ
うわーっ!宙、料理上手なんだね!おいひぃーっ!
カイリ
ほんとだなー!うめーっ!
レオル
だろ!?
なんでレオルが嬉しそうなの……w
レオル
なんでもねぇ!!
リンカ
これって、ひょっとすると
カイリ
ひょっとすんじゃねぇの?
レオル
うるせぇお前ら!
???




─────────────────────
作者
あーもう!ほんっと鈍いなぁ宙ちゃんは!
ええっ!?私!?
レオル
作者○ね
作者
(´・ω・`)ヒドイ
カイリ
もう!本当に鈍いよー宙!
リンカ
ほんとだよ、ったくよー
だからなんで私!?
作者
とまぁ、次回は呪いの子(第9話参照です!)についてやっていこうかなって思ってるから、リンカちゃんとカイリ、よろしくね!
リンカ
はいはーい!任せてね!
カイリ
やってやるぜ!
作者
もしかすると、次回で大きく進むかもです!皆様どうかよろしくお願いします!

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