第8話

初　星野Side

2021/01/13 13:58

中2のとき初めて彼女ができた

白石茜

星野くん。1年生のときから気になってました、つきあってください！

こういう告白何回目だろう。

正直好きな人もいないし付き合う気もなかった

星野爽

ごめん

その一言だけ言ってかえろうとした

白石茜

待って！

白石に引き止められてうしろをふりかえる

白石茜

私！諦めないから！ぜったい！

はじめてだった

いつも俺がごめんって言って相手は帰っていく
なのに今回は違った
なんて返事をすればいいのかわからなくて無言でその場を去った

次の日から毎日ついてきたり話しかけたりしてくる白石。
正直鬱陶しかった

白石茜

星野くん星野くん！

またか。

星野爽

なに？

白石茜

だいすき！！

笑顔でそう言ってくる白石はすごく可愛かった

白石茜

照れてる？え？照れてる？

にこにこしながら俺が照れてるか顔を覗いてくる

星野爽

少し考えてみてもいいかもな

小さな声で言ったのに白石には聞こえてたらしい
すごく笑ってる
俺がなにか言ったら笑顔で返事を返してくる
そんな人今までいなかった、女子は俺に近づいてこなかったから新鮮だった

そうやって白石のアピールで俺は白石のことが好きになった
付き合った、初めての彼女ができた中学2年生。

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
星野の過去まだ続きます、

遅くなって申し訳ないです！

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編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。