私の言葉を遮るように通話は直ぐに切られる
お母さんに何かあったのかもしれない " と
早歩きをし、ヨンジュンとの距離を詰めた
立ち止まって 髪をかき乱すヨンジュン
電話の相手と喧嘩でもしているのかも
通話を切ると ,
スマホを制服のポケットに入れ振り返る
私が居ることに気付いてなかったヨンジュン
一瞬だけ驚いた様に目をパチッと開かせたけど ,
直ぐに何時もの表情になる
ヨンジュンは前を向いて歩き出してしまった
ヨンジュンにも色々有るんだ
でも、今
この前、ヨンジュンの家に行った時に
あの写真の事が頭に過ったのは
どうしてだろう ______
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。