第5話

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2020/09/17 00:00
□side

手越は震えていてビクビクしていた

□「ごめんね、遅くなっちゃった」

♡「ほんとに来るって思わなかった」

□「約束したからね」

♡「俺どうなるの?」

□「被害者とはいえ、一緒に人身売買してたから罪は罪なんだよね」

□「だから……」

♡「いいよ」

□「よし、たてる?」

♡「うん……」

♡「わっ!」

□「よっ!たてないじゃんつかまって」

♡「ありがとう」

署につき、まずは話を聞く

手越はシャワーを浴びさせて傷の手当をした後に俺が聞くことになった

その間俺は別室でシゲと増田の話を聞いていた

〇「何から聞こうかな〜まず手越をなぜ誘拐した」

▽「そんなの、可愛いからじゃん」

〇「理由になってない!」

▽「じゃああいつのこと抱きたかった」

〇「は?それだけで誘拐だなんて」

▽「なら、好きってことで」

〇「意味わかんねぇ」

〇「なぜ人身売買していた」

▽「ゆうやみたいな人助けるため、俺はむしろヒーロー、英雄だよ」

▽「捕まる意味がわかんない」

〇「バカなのかおまえは、法律上禁止されてるんだぞ?それに売られた人はどう思うか」

▽「売ってる人は、1人で生きられない人、お金が無い人とかを売っている」

▽「売られた人は喜んでるよ」

〇「その根拠は?」

▽「メール届いてるから」

▽「君らが没収したスマホに残ってるから見ればわかるよ」

〇「それは後で拝見する」

〇「たとえ喜んでいても、法律を無視してやることではない」

▽「だからこの国が平和になんないんだよ」

〇「生意気なやつだな!お前みたいなやつがいるからだろ!」

▽「そんな怒るなよ」

〇「こいつ!」

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