僕にはたったひとりの彼女がいる。
その彼女は僕に毎日のようにこう言う。
“愛してる“
でも僕はこの時、妙な不自然感を感じていた。
僕には
“愛してる“ということの本当の意味を知らないようだ。
僕は自分でいうのもあれだが、勉強は人の倍出来ると思ってきた。
でも、どうやら僕にもある意味苦手な教科があったみたいで“愛してる“という言葉にびびっとこないんだ。
でもその言葉を受けて僕が思えること__
それは
“愛してる“とはどのような効果があるのだろう___
僕は1度、それを理科の実験のように確かめてみたくなったんだ。
それで僕は彼女であるあなたに
「愛してる」
そう言ってみる。
すると、少しだけ目を見開いたあといつものように
『私もよ』
そう言ってまたどこかに出掛けてしまう。
僕は彼女の出掛け先を知っている。
でも、その事実に目を逸らしたくて黙っている僕は
とてもじゃないくらい馬鹿なんだといつも思う。
そう。彼女はいわゆる
浮気者
でもそれを知っていても何度も手を離そうとしても
君の手を離せなくなって今った僕はもっと
嫌な奴なんだ____
“僕の彼女は浮気者“
僕はそんな彼女を手放せない
愚かな男____
Prolog end.
〔筆者の雑談コーナー〕
はい!今回は予告無しに出してみました!
反応が良ければいいな……
なんて、思っております!
あ、でも新作出したからと言って過去に作った小説もばんばん出すので安心してくださいね!☜
あ、あと!
最近、わてみたいな作者増えましたよね!笑笑
なんか自分を見てるみたいで…面白いっす( ˙-˙ )☜
題名に使っていた、「ーな件について。」☜これ、結構みんな題名につけていて、おぉ、なんかすげぇってなった作者たるぎ氏。
いつも、小説を見てくださってありがとうございます!
それでは、「僕の彼女は浮気依存症。」たくさん愛読してくださると嬉しいです!
以上、たるぎの雑談コーナーでした!
あんにょん!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。