ぐくside
僕は家族の中で浮いた存在。
だって、いつも僕の兄と僕を家族みんなで比べたがる。
僕はそれを望んでもいないのに___
みんなはこんな思いしたことないの?
“僕だけの世界があればいいのに“って
僕は何回も考えた。
そして、自分がしたいこと………
すべてすべてをその空想の中で満たす。
叶うはずもないのにね___
そんな中、僕の兄にも
“彼女“という存在の人が現れたようで……
正直に言うと僕はずっとありえないことだと思っていたんだ。
だってあのひょんだよ?
いつも勉強依存性みたいなやつがどうやって__?
そう思っていた矢先、ひょんがその彼女とやらを僕に紹介してくれるみたいだ
んで、それで来たのがあなたぬな
最初は少しだけ気弱そうで、まるで怯えたうさぎみたいだったんだ。
でも、そのうち話していくとぬなのいい所が垣間見れて僕は改めてこう思った。
“ひょんはなんでも僕がもっていないものをすべて持っている“___
いろんなものといえばたくさんあるけど、一つだけ例として挙げるのならば__
あなたぬなとか___
でも、そんなぬなのことが僕は心から好きで__
でも多分ひょんにはもう1人の本命がいる
そんなこともしっているのに__
あぁ、ほんとに馬鹿だな__
いくら頑張っても好きな人の本命にはなれないと分かっているのにね__
ぐくside end.
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。