〜翌日〜
昨日のせいで寝る時間めちゃ少なかったんですけど…(((
『昨晩、苺市内で女子高校生が3名遺体が発見されました。その遺体達は、それぞれ距離が離れていましたが、私立苺学園付近ということが調べて分かりました。
遺体の共通点は、首筋に噛み跡があること。
なぜ噛み跡があるのか、専門家に聞いてみました。』
「これは…吸血鬼の仕業ですね。」
『吸血鬼とは、この世にほんとに存在するんでしょうか?』
「古来より吸血鬼というのは、数名居ました。本来吸血鬼とは、十字架が効くという話ですが、それは“夜になると無効化”されるんです。あとは、太陽の光に弱いことですね。
日本には吸血鬼は居ないと確認されてましたが…」
『吸血鬼とわかる方法はないんでしょうか?』
「これは言い伝えですが、吸血鬼は遺伝だそうです。そして、遺伝子にも胸元や、腕、太ももに赤い印があるそうです。」
『警察は、その他の有力な情報を探しております。』
なぜだろう。脳裏に理事長や王子の姿が目に浮かぶ…(((
待てよ…え?吸血鬼の仕業だと考えて…
どういうこと…!?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!