第2話

2話
ドンッと上に手首を抑えつけられ、首筋に顔を寄せるころん王子。

このままじゃ…吸われる…
あなた

や、やめてください…ッ

ななもり
ころん。やめな?
紫のネクタイをした吸血鬼、苺夜いちや家の長男のななもり王子は、ころん王子を止める。
ころん
…はーい
動きが止まり、顔を離される。

私と目を合わせ、後ろに引き下がるころん王子。

危なかった…
あなた

はぁ…

ジェル
ごめんな?‪w
そしてオレンジのネクタイをした3年のジェル王子。
あなた

いえ。大丈夫じゃないけど大丈夫です。

るぅと
クスッ…面白いですね…
小悪魔のような笑みを浮かべる新一年で黄色のネクタイをしたるぅと王子。
ななもり
今日はなんの用で?
あなた

あ、はい。
この書類を渡しに…

ななもり
あ、ありがと。チュッ…ふふっ‪w
あなた

!?/////

い、今…首を…
ころん
あっ!なーくん僕に言っといてずるい!
ななもり
はいはい‪w
ななもり
苺味のあまーい首筋、いただきました。(ボソッ)
さとみ
ま、確かに稀血の味は凄いけどな‪w
あなた

ま、稀血…?

聞きなれない言葉に動揺する。

たしか前にも言われたような…
ジェル
稀血は、100…いや、1000人に1人って言われる俺らにとってめっちゃ美味しい血をもってる人のことやねん。
珍しいから稀血。簡単やろ?
あなた

なるほど…では、私帰ります…

莉犬
ギュー
あなた

り、莉犬王子…!?///

バックハグをされている状態。

恥ずかしすぎる…
莉犬
よし!匂い覚えたよ!んーっいい匂い…!
あなた

…?…では…

ななもり
パチッ【指鳴らし】
召使い
扉を開けるので、おどきになられてもよろしいでしょうか
あなた

あ、すみません…

召使い…
扉が開く。そこは空が夕暮れに染まった学校。

たしか放課後だったな〜…
ころん
じゃーねー!
るぅと
さようなら。
手を振ってくれる王子達。一礼して玄関を出る。

バタンッ

そうして扉は閉まった。

見回りは…明日の夜か…
あなた

稀血…ねぇ…