第8話

Ⅶ. けいさつさんとこわいひと
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2022/11/05 10:34
 
水澤 (なまえ)
水澤 あなた
だいじょうぶ!
???
そうですか、それなら良かったです。にしても………雨の中傘も無しで慌てて居ましたけど、どうされたんですか?
 
ニコニコしながらその人は聞いてきた。私は少しこの人が怖いと思った。ニコニコしすぎじゃないかな。

 
水澤 (なまえ)
水澤 あなた
あ、えと………その…
???
ああ、大丈夫ですよ。私警察官ですから。怪しい者ではありません。
 
そう言ったとき、警察さんの後ろに傘を差した白い髪の人が警察さんに話しかけた。
 
???
怪しい雰囲気駄々漏れなんだろ。
ハッ、ガキにもばれてんじゃねぇか。
???
…少し黙っててくれ、左馬刻。この子が怖がってるだろ。
碧棺 左馬刻
碧棺 左馬刻
ッチ…………
 
警察さんはさまときさん?に注意した後に私に再度話しかけてきた。
 
???
私、入間銃兎と言います。
入間 銃兎
入間 銃兎
本来ヨコハマ管轄なんですが………困った子供を放っておくほどバカではありませんので。迷子なら親御さん探すの手伝いますよ。
水澤 (なまえ)
水澤 あなた
………えと、びょういんにかりたいの。そこにせんせえとひふみんとどぽさんがいるから………
入間 銃兎
入間 銃兎
ひふみん………どぽさん………?ああ、麻天狼の。と言うことはシンジュク中央病院ですね。
 
そのすぐあとに、後ろにいた怖い人が口を開いた。

どうやらこの二人は私の行きたい場所を知っているらしい。シンジュク中央病院……ちゃんと覚えとかなきゃ。
 
碧棺 左馬刻
碧棺 左馬刻
ならさっさと送って帰んぞ。ガキの子守りなんざごめんだ。
入間 銃兎
入間 銃兎
理鶯は先帰ったんですか?
碧棺 左馬刻
碧棺 左馬刻
「いい食材が取れた為、早く帰って調理してみたい。だから小官は先に帰宅する。」だとよ。
 
警察さんはため息をついてから、私と手を繋ぎながら行きましょうか、と言った。
 

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