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【⠀表裏一体⠀】っと...。
あなたはスマホで調べていた。
ふとそんなことを調べたきっかけは、学校の国語の時間だった。
などと言うものだった。
自分を表す四字熟語など、様々あったがふと【表裏一体】という四字熟語を知りこれにすることに決めていた。
私はいわゆる二重人格というものだ。
表向きは優しく、誰にでも気さくな自分を演じ
裏向きはその真逆とも言える。
まぁ大抵人とはそんなものだと思うがそれに悪化させ拗らせたのがわたしといってもいいだろう。
---裏と表本当はどっちが綺麗なのかも分からない。---
そんな汚れた世界で生きる私ももう彼だけが取り柄だった。
「人は人を拾い、人は人を捨て、また人を拾う。」
それを繰り返し一期一会の出会いを楽しむ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。