第3話

3
123
2020/12/25 13:29





達也くんの仕事が忙しくなっていく度に私たちの間で
小さなことをきっかけに喧嘩することが増えていった





達也くんは悪くなかった





私がわがままなだけだった





だけど





私はすごく寂しかった





達也くんが近くにいるのにすごく遠くにいるように感じて





今日離れたらもう二度と会えないん
じゃないかって不安になって





達也くんに当たる事が多くなってしまった










そんな日は電車の中で色々考えた






なんであんなこと言ったんだろう





達也くんがんばってるのに





私が支えなくちゃいけないのに





達也くんに嫌われたくない





ずっと一緒にいたいのに





強がりは得意だから寂しさは胸の奥に閉まって





隣にいない達也くんを思って1人さす大きな傘





考えれば考えるほど私の心は尖っていく





達也くんがかけてくれる優しい言葉を
思い出しては消えた過去に追われていた





最寄りで降りて家まで歩く中





今日もまた自分が嫌いになった

















































こんな私を達也くんは本当に好きなのかな





周りからの





「大丈夫だよ」





「愛されてるよ」





なんて救いの言葉を待ち焦がれてまた見失う





もう別れよう





たくさん考えたけど好きの気持ちは消えない










達也くんを好きという想いが募れば重たくて





不安を背負えば前すら見えない





なぜだろう




愛を捨てれば捨てるほどに




待っている未来が怖くなった

















































でももういいんだ





これで全部終わりだから

プリ小説オーディオドラマ