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2020/02/01

第1話

1話 神社
...パンッ、パンッ...

賽銭箱の前で、手を合わせる。
桜野 華(おうざき はな)
(...)
なぜこうなったかって?

_________遡ること一時間

モブ
モブ
また増えてるらしいねー、「魔獣」...
桜野 華(おうざき はな)
そうらしいね...
知り合いと喋りながら道を歩く。

...怖いよねー、とか言いながら歩く知り合いを横目に、どうせ思ってもいないだろうな、と思うのは...信用がないからだろうか。
モブ
モブ
あ、私こっちだわ
桜野 華(おうざき はな)
あ、そーなんだ...じゃあねー!
ばいばーい、と手を振って、知り合いが見えなくなると、家に向かって走り出す。
なんでかって?

...視線だ。

後ろからずっとつけてきている。

だんだんと距離が縮まってるような...?

ただ、後ろを見ても何もいない。

...いや、多分だが、見えないのだ。

桜野 華(おうざき はな)
はっ、はぁっ...!
桜野 華(おうざき はな)
(やばい気がする...!)
何もいない。はずなのに。

まるでたったの数十メートル後ろに、何か恐ろしい者がいる...気がするのだ。
桜野 華(おうざき はな)
(どうしよう...!!)
その時、目の端に階段と鳥居が映る。

あれは...神社?
桜野 華(おうざき はな)
(とりあえず隠れよう...)
残った力をふり絞って、神社に向かう。

そのうちにも、何かが追いかけてきていて...
鳥居をくぐったころには息もあがっていた。
桜野 華(おうざき はな)
(神社に来たはいいけど、隠れる場所なんて...!)
...選択を間違えた。

まさか...こんなに殺風景だとは。

蜘蛛の巣が垂れ下がるお社。

いかにもな感じの井戸。

隠れる場所なんて...ない。
桜野 華(おうざき はな)
...っ!?
背後の鳥居になにかを感じる。何かが...入ってきた。
見えないはずなのに。その何かが私に近づいて来るのがわかる。
一歩、二歩と後ずさりをする。

そしてついにーー

ーートン、

賽銭箱に背がつく。
桜野 華(おうざき はな)
(...そんな)
...いやだ。

この何かが、私の命を狙っているなら、私は絶体絶命だろう。


...『死にたくない』
桜野 華(おうざき はな)
(...誰か、助けて!!)
心の中で叫び声をあげた、その時。
???
...ふぁ~
桜野 華(おうざき はな)
...え?
ガラガラと音をたてて、お社のふすまが開いたかと思うと、男の人が出てきた。

誰...?

じ、じゃなくて!
桜野 華(おうざき はな)
(今は、命を優先しなきゃ...)
桜野 華(おうざき はな)
た、助けてくださi
???
っ!?危ないっ!!
言いかけた瞬間、ヒュンッと風を切る音が聞こえる。
えっ、と思い、鳥居の方を向くと、そこにいたのはーー
桜野 華(おうざき はな)
ま、じゅう...!?!?
おぞましい姿をした、『魔獣』
???
っ...とりあえず、君!今すぐ社の中へ!
???
ここは僕が応戦するから!
桜野 華(おうざき はな)
は、はいっ!
怯える私にそう言うと彼は、私を社の中へ押し込むように入れ、スパンッとふすまを閉めた。
...彼は、何物...

そんな疑問を抱えていると、後ろから声をかけられた。
???
ーーお前、誰
桜野 華(おうざき はな)
ーーえ?
_________NEXT