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第26話

26
駿佑
きあん!
駿佑
きあん!
ドンドン!!


玄関を叩いて、叫ぶ



しゅんすけ、やめなさい!!


かあちゃんと、ねぇちゃんが止めに来て、家に連れ戻される







なんで?


なんでそうなるの?







今日だって。
あの女が来なけりゃ、オレは25日の会に行ってた。


そしたら、あんなこと、させなかったし、



あんなのを見なくて済んだ、、、






なんだよ、みんな。





やってられねぇや




それでも、オレには行くところなんてなくて。





恭平がきあんと付き合いはじめるまでは、こう落ち込んだら、きあんのうちの玄関に座ってた。そうすると、きあんが隣に座って、慰めてくれた。


話を聞いてくれて、
ときどき、甘えさせてくれて、
かわいい笑顔でオレを励ましてくれた。



なのに。




オレが恭平を紹介したんだ、、、




きあんに告白しようと思ってたのに。





きあん

って書いた封筒の鍵を手に取る





あ、、、
かあちゃんが、手紙が入ってるって言ってたな、、、






ほんとや。



気がつかんかった。




かさかさ
チャリン




オレがつけてたキーホルダーごと、入ってるわ



手紙は、割と小さい紙で、
きあんの字




あたしは、しゅんすけが好き
しゅんすけは?
好きで居てくれるなら、今夜電話ちょうだい
何時でもいいから。待ってる。




きあんの字が、、、
こんなに、すらすら読めないの、初めてだ。





駿佑
これ、ユニバ行った時もらったんやな
かあちゃんとねぇちゃんが見てたけど、
涙が止まらない。



なぁ、オレどうしたらいい?



ねぇちゃんが足元に落ちた鍵をオレに握らせ、



きあんに会っておいで。
遅いってことは、そんなにないことよ。


きあんのこと、責めちゃだめよ。
ぎゅーーーってしておいでよ。






あいつ、たまにはいい事言うな