きあんの家の扉の向こう側に座ってた。
立ち上がり、帰った。
家に帰ったら、かあちゃんが、姉ちゃんに話してるのが聞こえる
母)きあんちゃんのパパが帰ってくるって。
姉)よかったなぁ、そろそろ、限界やろ?
母)ただな、、、
姉)なに?
母)迎えに来たってやつよ
姉)え?
母)あっち、行っちゃうって。
姉)え?うそ
母)ここまで頑張ってきたからなって思うけど。
姉)ウチに連れてくるわけにもいかんしなぁ
母)しゅんすけがなぁ、、、
姉)しゅんすけ知ってんの?
母)多分まだやろな。玄関に貼ってある封筒
姉)きあんって封筒?
母)あれ、手紙が入ってる
姉)うそ、、、あいつ、知らんやろ?
母)だから、2人こじれてんのやないかな?
姉)読んだ?
母)あれ、いつ持って帰ってきた?
姉)ちょっと前よ
母)やろ?今日も25日やのに、行ってないんよ
姉)けんと、来てたよ、きあんちゃんち。
母)あら。
姉)なんやなんや、、、三角かな
母)しゅんすけの友達の、高橋くんって、わかる?
姉)背高い?
母)このまえ、あの子ときあんちゃん、、、
がたん
オレ、ここにいるよ
姉)しゅんすけ!!
母)いつから?
結構前。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。