で、まぁ時間は過ぎて···。
とうとう放課後!
今日は部活も休養日だし、真実を突き止められる✨
まずは怪しまれないよう、テテより先に教室を···。
“グイッ”
えーっと···。
テテに腕を掴まれて、
私は連れて行かれるがままに歩いた。
階段を登って、登って、登って、登って···。
やってきたのは屋上。
テテが私の目を真っ直ぐ見つめる。
そういう事か。
振った方が向こうも嬉しいと思うし、
私にとっても騒がれないから得。
だって好きじゃないのに告白してOKもらったらその人と付き合わなきゃいけないんだよ?
そんなの嫌だと思う。
意味が分かんない。
好きじゃない人と付き合って何するの?
え!?
今日から始まる事と知った事。
1つ・私はテテと付き合わなきゃいけない。
2つ・テテは意外と強引。
3つ・数ヶ月経たないと別れられない。
4つ・毎日女子と男子に騒がれなきゃいけない。
最悪···。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。