千空side
俺は今まで気になっていたことを聞いた
今までも何度か聞いたりはしたが、毎回タイミングが悪く邪魔が入ってきやがった。
今回もまたタイミングが悪く状況的に外に出ざる負えない。だが今回はこの世界に2人だけだ、邪魔するもんなんて誰一人いねぇ
そして目の悪いあいつが何かあった時のために家の前で物事を整理することにした。
この世界じゃ傷口ひとつでなんの病原体が入ってくるかわからねぇからな
中から元気な声が聞こえてきた。
無事に服を作れたのか?相変わらず器用なこった
やっぱりいつものブツブツタイムが入る。
こん時はいつも大事なことをポロッと言っちまうからよく聞いとかねぇとな
ん?
いまなんつった?
異世界?漫画?事故?
気がついたらこの世界?
ククク…おもしれぇ…!!!
つまりあいつは異世界人っつーことか
よくラノベとかにあるあれだな、
実際にこの目で見れるとは…実におありがてぇ…
俺らの世界があっちの世界では漫画になっててその読者のあなただから俺の名前などを知ってたわけだな
だが直接本人から聞く価値は100億%あるな
何がなんでも聞き出してやる…!!!
コンコン
どうにか時間を引き延ばそうとしているんだろうが、あいつは目が見えないという不利な点がある。それを活かして俺はあなたのいる倉庫兼住居に入った。
あなたが着てる服はは上が弓道着みたいな服で、下が…スカートか?
こっちの方が動きやすくて合理的だ、
てか近視の割にはしっかり焦点が合ってんな、眉間に皺がよるなんてことも無い。これも聞いてみる価値があんな
さて、
━━━━━━━━━━━━━━━
NEXT
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。