第6話

第5話
3,098
2021/06/20 07:19
NOside
【教室前】
椚章臣
椚章臣
では、私が呼んだら入ってきてください
夜桜〈なまえ〉
夜桜〈なまえ〉
はい
椚先生が教室に入り、あなたは呼ばれるまで教室の外で待つ。
扉の向こうから声が聞こえてくる。
椚章臣
椚章臣
「昨日伝えた通り、今日は転校生が来ています」
椚章臣
椚章臣
「あんずさんと同じプロデュース科の女子生徒です」
椚章臣
椚章臣
「入ってきて下さい」
ガチャっとあなたは扉を開けて中に入る。その瞬間、転校生の話題で盛り上がっていた教室が静まりかえった。
あなたは気にすることなく、と言うかワクワクで気づいてすらいない。
椚先生が黒板に書いた自分の名前の前に立ち自己紹介を始める。
夜桜〈なまえ〉
夜桜〈なまえ〉
お初にお目にかかります
夜桜〈なまえ〉
夜桜〈なまえ〉
この度、転校してきました。プロデュース科の夜桜あなたです。
夜桜〈なまえ〉
夜桜〈なまえ〉
皆様、これからよろしくお願いしますわ!
あなたがふわっと笑うと、静まり返っていた教室中が再びざわめき出した。
夜桜〈なまえ〉
夜桜〈なまえ〉
椚章臣
椚章臣
コホン。うちの学院は、席が自由ですが今は空いている席に座って下さい。※オリジナルです
夜桜〈なまえ〉
夜桜〈なまえ〉
分かりました
あなたは空いている席を見つけると、隣の人に軽く挨拶をし、流れるような仕草で席に着いた。
周りの視線を集めるほどの優雅さだった。
夜桜〈なまえ〉
夜桜〈なまえ〉
本人は気づいていないようだが。
椚章臣
椚章臣
では、今日の予定を報告します_____
椚先生の言葉で周りはハッとし、前を向く。
朝のHRはスムーズに進み、チャイムが終わりを告げた。
椚章臣
椚章臣
朝のHRは終わりです。次の授業に遅れないように
そう言って椚先生は教室から出ていった。
夜桜〈なまえ〉
夜桜〈なまえ〉
(登校初日…楽しみだわ!)
( 'ω'o[つづく]o

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