その日、
どこを探しても遼花は見当たらなかった
けど、その日の夜
どうしても話したくて校内放送をかけた
・・
そしてしばらくすると
遼花はフードを被っていて
顔がほとんど見えなかった
数秒の沈黙の後、ショウの方を見た。
ショウは黙って頷き
遼花が口を開いた
「心配かけたくなかったから、」
・・
坂下side
職員室に居ると、
廊下からみんなのはしゃぎ声が聞こえてきた
何処と無く、不穏な空気は流れた
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第20話 第19話
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました！