第16話

~なんで!?~
あぁ…最近まともに授業聞いてないやぁ





真央 「あなた…あなた…あなた!!」

あなた 「お、おう…なに?」





眠くて全然聞こえてなかった…





真央 「くまやばいけど大丈夫?」

あなた 「あ、あぁ…ちょっとねぇ…」

真央 「大丈夫ならいいけど…」








真央にも言えない理由…。







最近、トレーナーとしての勉強をしてるってこと。

いや、学校の方のね勉強もしなくちゃいけないって分かってるんだけどさ〜。




どーしても、机に向かう理由がトレーナーとしての勉強になってるんだよね。






それで、お兄ちゃんが邪魔してくるっていうね。



毎回怒ってんのに、毎回来るってどういう神経してんだろ。


もしかしたら私、及川徹の妹じゃないのかもしれない。








月島 「ねぇ…」

あなた 「あ、なに?」

月島 「眉間にシワが寄りすぎて不細工になってるよ。」

あなた 「月島くん…オブラートに包むってことを覚えようか?」




私がそう注意すると、首を傾げて頭の上にでも「?」つけてんのかっていう顔してる。





月島 「ねぇ…」

あなた 「今度はなんですか!?」





月島くんはとても言いづらそうにしているので、もう一回問いかけようとした。




あなた 「なんでs…」

月島 「体育祭…何出る?」





え、…






あなた 「あ、あぁ…次の時間決めるってやつ?」

月島 「それ以外に何があるの」




ごもっともです。




あー考えてなかった。何にしようか…






あなた 「私何も考えてなかった。月島くんは?何に出ようとしてんの?」



月島 「何にしようか迷ってるから聞いてんでしょ…」




え、?なぜ…?






月島 side




山口は僕より運動ができる。
僕も特別できないってわけじゃないけど…


まぁコイツとならいいかなとか思ってしまった。






月島 「で?何出んの?」




聞き直すと、右手を顎に当てて考え込む。





あなた 「1人じゃ心細いってことでしょ?」


月島 「…っ」





見事に言い当てられてしまった。

100m走なんてもちろん、リレーになんて出たくない。
なるべく目立たない競技を考えていると、どうしても男女ペアになる二人三脚しか思い浮かばなかった。

クラスの女子となんてごめんだけど

コイツとだったら、部活一緒だからと言って理由を作れる。





月島 「…」




何も言えず、黙り込んでしまった。





あなた 「ふふっ…二人三脚やろーよ」






笑いながらそういうものだから、

不覚にも胸が高なってしまった。









あなた side




そして次の時間…




私は、二人三脚とリレー

んで、月島くん…可哀想なことに



二人三脚とリレー…。





2つとも私と一緒とか…





真央は陸上部なだけあって100とリレー。

山口くんは借り物競争とリレー。





わかった人もいるだろう。

リレーは4人で走って繋ぐ競技…





なんか、顔見知りだけっていうね…。





そんで次の時間はクラスでの会議



真央 「なんか、ワクワクするねっ」

あなた 「月島くん…結局目立つ競技。ジャンケン弱すぎ。」

月島 「ごめんね」

山口 「大丈夫だよ!ツッキー!頑張ろ!」

月島 「うるさi…「うるさくない。



私が食い気味に言葉を発した事が気に食わなかったのかめちゃめちゃ睨んで来てます。月島くん。




あなた 「そ、走順どうする?」




話をかえるべく、走順の話をした。






真央 「んー私1走行こうか?」


あなた 「頼むっ!」




うん、それがいい!


それで、私は2走で…




真央 「じゃあ山口くんが2で月島くんが3ね」



あなた 「え!?」





いつの間にか話が進んでいて、自然に私が最後という事になっていた。






月島 「君にバトン渡すとか…」



あなた 「じゃ、じゃあ私が2走に…!」




月島 「それはダメ。僕が最後になる。」




あなた 「っ〜」






何も言い返せず、走順が決まってしまった。






うぅ…最後目立つじゃん…!!