第32話

~嘘はつけない~
~槻木澤高校~



はぁ…そろそろ烏野帰りたいよぉ



そんなことを考えながらドリンクを作る。

すると、ドアの近くで相手チームの話し声が聞こえた。







「すげーよなー東京から来るなんて」

「向こうのセッターなんか小さくね?」

「うん…それになんかヒョロヒョロしてる」

「控えのセッターなんじゃないの?」

「強いのかな?学校名聞いたことないよな」

「音駒高校だっけか」





なーんもわかってないな。

痛い目みんのそっちだし関係ないけど。





横目で見ながら体育館に入ろうとすると、頭に後ろから腕が置かれる。






黒尾 「___君らの言ゔヒョロヒョのチビ゙とは俺たち音駒の゙背骨゙で゙脳゙で゙心臓゙です。」






あなた 「厨二病くさっ」

黒尾 「うっせーな」

あなた 「まぁ、言われてみればそんな感じするね。研磨くん」

黒尾 「試合見とけよ」

あなた 「嫌でも目に入ってくるよ」







音駒は烏野とは違って攻撃力が高い選手がいる訳でもない。けど、守備の穴が全然ない。

とにかく__゙しなやが






ピピーッ






お、2ー0じゃん




あなた 「お疲れ様です」

研磨 「ドリンクもらえる?」

あなた 「はい、どーぞ」

夜久 「あなたちゃんこっちもいい?」

あなた 「はい!」

黒尾 「俺も〜」

あなた 「へーいっ」

黒尾 「適当かっ」







明日は烏野に戻れる!!

いぇーい!!





夜久 「ニヤけてるぞー」



夜久さんはそう言いながら私の肩をつつく



あなた 「あっすみません…嬉しくてつい」



夜久 「そっか〜明日にはバイバイだ」





少し悲しそうな顔をしながら言う。





あなた 「また会えますよっ!楽しみにしてます!」


夜久 「そうだなっ」








黒尾 「あなたー風呂〜」

あなた 「あ、はーい」






廊下を歩いていると、トイレに行ってたのか研磨くんとすれ違った。





あなた 「…」


研磨 「あ、あなた…」


あなた 「研磨くん、今日足ひねった?」


研磨 「!?…ううん。ひねってない。」







嘘つくんだ…





あなた 「じゃあ、今両足でつま先立ちしてって言われたらできる?」




研磨くんには悪いが少しイジワルなことを言う。
研磨くんは目を逸らして横に首を振る。




あなた 「そこ、座ってて」






そう言って、部屋に戻り救急箱を持ってくる。





あなた 「これ、痛い?」

研磨 「い、痛い。」

あなた 「じゃあこっちは?」

研磨 「大丈夫。」





あ、これ平気なやつ。





あなた 「研磨くんってあんま怪我しない?」

研磨 「うん…運動好きってわけじゃないから、必要な時にしか動かないし」

あなた 「そっか、じゃあ大丈夫だ」

研磨 「え?」

あなた 「明日には痛み引くと思うよ」




不安そうな顔だったので笑顔でそう言う。




研磨 「そっか、ありがと」

あなた 「いいえっ…あ、湿布貼って端の方だけテープはるから待ってて」

研磨 「うん…」








あなた 「よしっ終わり〜…研磨くん怪我したらちゃんと言わないとダメだよ?」

研磨 「大丈夫だよ。そんな怪我しないし」

あなた 「今日したんだからそんなことを言ってられないよ?」

研磨 「う、うん…」

あなた 「あ、私お風呂だ!じゃあ研磨くんおやすみ!」

研磨 「おやすみ…」









研磨 side



怪我とかを隠すのは得意だ。

クロにはたまにバレるけど今日のは全然痛みが小さかったのでバレることはなかった。



けど、それを分かってしまうあなた。



あなたが俺の足に触れている時…多分、顔が熱かった。



今にもショートしそうな程に体が熱くて…。





ダメだ。





抑えられる気がしない。







その椅子に体育座りをしながらあなたのことを考えていることしか今は出来なかった。









あなた side






ピピピピッ ピピピピッ





あなた 「んん…ふぁ〜」





あ、今日烏野!!






よーしっ!!!帰れるっ!!





あなた 「おっはようございマースっ!」

海 「ははは、元気だね。おはよう」



笑顔で海さんが返してくれる。



山本 「おはよーって…クククク」




山本さんが私の顔を見て笑う。




あなた 「ん?なんかついてます?」

山本 「あははははっ」




え?なに?




黒尾 「おーっs…プッははははっ」





だからなんなんだよーっ





海 「あなたちゃん、頭頭」




ん?頭?あっ!?





あなた 「寝癖直してない!!??」





張り切りすぎて着替えてすぐ出てきちゃった。





黒尾 「アホなんじゃないの?…クククク」

研磨 「クロは人のこと言えない」

あなた 「え?どーいうこと?」

研磨 「この、トサカ、寝癖」



あなた 「……えー!?」



あなた 「私より酷いじゃんか!?なぜ笑う!?」

黒尾 「ファッションだからいいんですぅ」

あなた 「はっ!?だっさ!?きんも!?」

黒尾 「はぁ!?お前女じゃねーだろ!?その言葉遣い!!」

あなた 「悪いなっ!女なんですよっ!」

黒尾 「あ、お前どこ行くっ!!」

あなた 「寝癖直してくる〜!」







なんだかんだ言って音駒でのマネージャー楽しかった。

全国…会えるよね?