第5話

~もう2人~
キャプテンが言ってた新入部員って何組なんだろ?やっぱ身長デカイのかな?



そう思いながら、ペン回しをしながら日誌を書いていた。


てか、なんで私なの!



まだ日直のローテが決まっていなかったため、先生が日誌書いてくれる人を募集していた。

まぁ誰も手を挙げないわけで…



たまたま、目が合った私が書くことになった。





あなた 「あっ」




ペンを落としてしまったので拾おうとすると




?「はい」

あなた 「あ、ありがとうございます」




優しそうな顔のそばかすが少し目立つ男の子がペンを拾ってくれた。




?「日誌?」

あなた 「あーうん、先生に頼まれちゃって」

? 「そっか…大変だね。俺、山口忠よろしくね」

あなた 「私は及川あなたよろしく」

山口 「手伝おうか?」

あなた 「あ、大丈夫だよっありがと!」

山口 「そう?」

あなた 「うんっ」

山口 「わかった」




そう言って山口くんは歩いて行った。



優しいなぁ…トビとは正反対。



真央 「あなた〜」

あなた 「あっ真央!」

真央 「あーら、何してんの」

あなた 「日誌頼まれた」

真央 「ファイティン!」




ウインクしながら真央は小馬鹿にしたような声で言った。




あなた 「なにそれ」


と笑いながら言うと、




山口 「ツッキー!!弁当食べよっ!」




あれ?山口くん…さっきとイメージが違う

てか、ツッキー…?

ハーフ?




ツッキー 「うるさい山口」

山口 「ごめんツッキー!」





え、なに犬と飼い主?

ツッキーって昨日のぶつかった人…?





真央 「月島くんって顔イケメンだよね」

あなた 「誰」

真央 「え!?」

あなた 「自己紹介の時寝てた」

真央 「さっすがー」


真央はニコニコしながら背中を叩いてきた。


あなた 「月島ツッキー…?」

真央 「え、違う…。確か、ほたる?」

あなた 「あ、ツッキーって月島のね」

真央 「そうだと思う」

あなた 「え、てかほたる!?あの顔で!?」

真央 「声が小さくてさ聞こえなかったんだよね〜でも、字は蛍だった!」

あなた 「ほたる…」

真央 「そういえば、あの2人バレー部って言ってたよ?」

あなた 「あ、まじか…」






まぁあの高さで運動部じゃないのはもったいないよな。

バスケは…出来なさそう。(失礼です。)

バレーも…できんの?(失礼です。)






~金曜日の放課後~



あなた 「あ、日向くん」

日向 「あ、及川さん!俺の事は日向でいいよ」

あなた 「そう?じゃあ日向。放課後はどこで練習?」

日向 「外!」

あなた 「え、寒っ」

日向 「来る?」

あなた 「あーうん行こうかなって」

日向 「そっか!じゃあ一緒に行こ!」

あなた 「うん」







いや、まじ寒い。

まだ4月だし…日がでてないとひんやりする


影山 「オラッ次 後ろだっ!!」

日向 「よっしゃ!」



?「へーっ 本当に外でやってる!」



ん?

この声…



? 「君らが初日から問題起こしたっていう1年?」

?「ゲッ Tシャツ!?寒っ」




あ、それは思った。






え!?山口くんじゃん!あと、月島ほたるくん?





山口 「あれ?及川さん?」

あなた 「あ、山口くん…ども」

山口 「なんでここに…」



月島 「ハハッすごい自信!さすが王様!」

影山 「オイ その呼び方」

月島 「おおっほんとだ!」

影山 「あ゛?」

月島 「コート上の王様って呼ばれるとキレるって噂。」




あー腹立つ…。




月島 「いいじゃん王様かっこいいじゃん!すごくピッタリだと思うよ王様!」

影山 「…なんなんだt…」




あなた 「あのー」

月島 「?」

あなた 「月島…くん?だっけ?君の口縫ってあげようか?」

月島 「…」




おーすごい睨んでくるじゃん。上等。




あなた 「…」





睨み返すまでよ。





月島 「君どっかで見たことあると思ったら同じクラスの人だね」

あなた 「そうだけど?」




ニコニコしながら言われたのでニコニコで返した。





月島 「王様の肩を持つの?」

あなた 「まぁ…中学の頃のトビのプレイは良くなかった。けど、努力してたことはしってるから。」

月島 「ふーん」





真顔に変わった月島くんはこっちに向かってくる。



私の隣に来ると腕を肩に回して、耳元で



月島 「王様が好きなのかな?」

あなた 「断じて違う」



影山 「おい。」



トビは月島くんを私から剥がして、月島くんの胸ぐらを掴んだ。





日向 「???」





日向…すごい顔。




影山 「…切り上げるぞ」

月島 「逃げんの?王様も大したことないね~~~」





うーわっ感じ悪っ!





月島 「明日の試合も王様相手に勝てちゃったりして ̄」






ボールを片手でポンポンしながら月島くんが話していると、




日向がビュンッと音がするくらいの速さで月島くんが持っていたボールを奪った。



『!?』


日向 「王様王様ってうるせぇ!おれも居る!!!試合でその頭の上打ち抜いてやる!!」






おー心強いじゃん。





月島 「…1年4組月島けい

山口 「同じく山口忠」

月島 「今日から君らのチームメイトだよ」





け、けい…!?






月島 「王様のトス見れるの楽しみにしてるよ」





と、言い残して2人は歩いって帰っていった。












あなた 「嫌なやつだったね。」

影山 「…あぁ。」

あなた 「…もう誰にもあんなこと言わせない。」

影山 「お前…」

あなた 「ん?」

影山 「あいつに何言われた。」

あなた 「あーなんも!なんか、変なこと言ってたけど忘れた」

影山 「…そうか」





いつも眉間にシワを寄せてるトビも、今日はいつも以上に腹が立っているように見えた。




あなた 「明日…勝ってよ?」

影山 「当たり前だ。」