第41話

~幼なじみ~
今日は土曜日。
体育館の点検があるので部活は1日休みだ。

家に誰もいないし、真央も部活なのでずーっと暇だ。

勉強でもしようかな…。




あ、カフェラテ買いに行こ。




気分転換ついでにカフェラテ、その他もろもろをコンビニで買うことにした。




店員 「ありがとうございました〜」




なんやかんや色々と買ってしまい、まぁいいだろうと袋の中を見ながら歩く。

前に人がいることに気が付かなくてぶつかってしまった。




あなた 「いてっ…ごめんなs…」

? 「あ、すんまs…」




あなた 「に、にににににろちゃん!?」

二口 「お前!?あなたか!?」





ぶつかってしまった相手は幼稚園からの幼なじみの二口堅治、通称にろちゃんでした。





にろちゃんは 「ちょっと話そーぜ」 と言ってコンビニの前の公園を指さす。





二口 「久しぶりだなぁ」

あなた 「ほんとほんと!!」

二口 「小6以来だっけか?」

あなた 「そーだね!」




二口堅治…にろちゃんは幼稚園が一緒で、1つ年上だったけどお互い砂場をよく使っていたのが原因で仲良くなった。

小学校は離れたけど、夏休みとかにろちゃんの家でよく2人で遊んでた仲だった。

中学ではにろちゃんは本格的にバレーを始めて忙しかったので会える機会がほとんど…いや、多分1回も会ってない。





あなた 「にろちゃん学校どこだっけ?」

二口 「伊達工」

あなた 「げっ…鉄壁ってあんたのことか!!」

二口 「はははっまぁそんなとこ〜」



相変わらずの笑顔を私に向ける。



二口 「ん?どした?俺の顔になんかついてるか?」



ジッと見ていたのがバレてしまい慌ててなんて返そうか考えた。



あなた 「う、ううん!なんも!にろちゃん大人になったな〜って思って!」



あの時は私と同じくらいの背で声も高かったのに…



二口 「まぁ成長期ってやつだろ。てか、よく俺だって気づいたな!」



そういえば、ほとんど小学生の頃とは雰囲気がガラッと変わった。確かに、私よく分かったな…あ、



あなた 「匂い…かな?」

二口 「え、俺そんな臭い…?」


そう言いながら自分の服の匂いを確かめる。


あなた 「ふはっ…違う違う!なんか、ふんわり桃の匂い!私この匂い大好きだったから!」

二口 「桃!?俺そんな匂いすんのか!?」

あなた 「にろちゃんママ言ってた!」

二口 「そ、そうか…」


なんだか、険しい顔になったにろちゃん。
表情豊かなのは昔から変わんないなぁ…


すると、にろちゃんは 「ハッ!」 とこっちを向いた。



あなた 「ど、どうしたの?」

二口 「お前さ!2年の勉強出来たりする?」

あなた 「ま、まぁ多少は…」

二口 「まじか!やりぃ!」

あなた 「え、なんで?」

二口 「テスト期間になったら呼ぶからさ俺ん家来て勉強教えて!お礼は必ず準備するから!」



そう言って両手を合わせて頭を下げる。



あなた 「別に…いいよ?」

二口 「ほんとか!やったぁ!」




なぜ、年下の私に…と思ったのは遅く、気づいたら連絡先を交換してにろちゃんとは逆方向に歩いて家に帰っていた。