第45話

~体育祭④~
お題は…『異性で信頼してる人』

んぇ〜何この微妙なお題!?




バレー部だったらみんな信頼してるし…。




でも、私はあえて…





あなた 「トビ…来て。」






トビを選んだ。


理由はまぁわかる人もいるだろう。


岩ちゃんに嫉妬して欲しいから。
岩ちゃんなんだからしないに決まってる。
知らない人になら尚更だ。

でも、トビなら…トビと私の関係は知っているから

お兄ちゃんとして・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ならしてくれるかな…なんて。




トビは凄くキョドっていて面白かった。




影山 「お、おお俺!?」



あなた 「そうだよ。だから、早く。」





さすが、トビ。足が速い。






ぶっちぎりの1位でゴールした。



周りは凄く騒いでいて、



「かげやまあああああ!?」

「キャー!!!」

「羨ましい…」

「え、付き合ってるの?」




私たちはインタビューを受けることになった。





「いやー速かったですね」

あなた 「ありがとう、ございます?」

「お題はもしや、好きな人ですか?」

あなた 「な、なななな何をおっしゃっているのですか!?」

影山 「お前…やめろ。」

あなた 「変な空気にしないで!?」








はぁ…てか、岩ちゃん達いたかもわからなかったの、に…




岩泉 「…」




え、いるし。





あなた 「な、んで、いるの…」





及川 「見に行くって言ったじゃん」

藤崎 「へ〜及川の妹ちゃんかっわいい!」

南 「及川と違ってくせっ毛じゃないんだね!ポニーテール、まとまってて凄くサラサラ!」




お兄ちゃんと女子バレー部の先輩達が私を囲んで話しかけてくる。




花巻 「さっすが、あなただなっ周りの男子ワーワー言ってたぞ」



花ちゃんが半笑いで言ってきたので睨みながら



あなた 「帰ってって言ったよ?」



と言うと、花ちゃんとその隣にいたまっちゃんは目を逸らして



『すんません。』



呆れた私からため息がこぼれる。









岩泉 「お題…結局なんだったんだよ。」



あなた 「え?」





岩ちゃんはこっちを見ていつもより少し低いトーンで聞いてきた。





あなた 「あー『異性で信頼してる人』?だっけ…なんで?」




なんとなく、意地悪な事を聞く。




岩泉 「…別に」




やっぱ、ダメだよなぁ…

まぁわかってたことだったからそんなに落ち込んでない。





花巻 「脈アリ?

松川 「かもな








? 「ねぇ…」




後ろから誰かの声が聞こえて後ろを向くとそこに居たのは、







あなた 「月島くん…」


月島 「次、二人三脚…」


あなた 「あ、そっか!…じゃ、じゃあね!早く帰ってね!」






青城組を置いて、スタスタと歩いていく月島くんを追って駆け足で寄っていく。






あなた 「ごめんね、うるさくて。」

月島 「別に、既に周りうるさいし。」

あなた 「そっか、てかさいつトイレから帰ってきてたの?」

月島 「は?済ましてすぐ帰ってきたけど」

あなた 「あら?そうなの…よし!1等賞取るぞー!!」

月島 「無理。」

あなた 「私は不可能を可能にする女です!」

月島 「そんな人いないよ。」