第34話

~烏と猫の再戦~
ゴミ捨て場の決戦…


烏と猫かぁ…両方雑食だもんね〜




バシンッ




トビ、日向の変人速攻が決まり烏野が先制点を取った。



おー決めよった。





音駒のみんなは唖然している。もちろん私の隣にいる猫又監督、直井コーチもだ。



猫又 「なんだあ ありゃあ!」



へへへっ…なんか嬉しいっ




ん?トビがこっち見てる…






影山 「ふっ…」





ものすごいドヤ顔だぁ…ん?






影山 ゙み て ろ゙ (口パク)


あなた ゙は ー い゙ (口パク)







烏野は完敗。
1セットも取れないまま音駒が帰る時間に。



そっか、東京…か。





両校で片付けを始める。

すると、無言で月島くんが寄ってくる。



月島 「ほんと、影山おうさま大変だったんだけど」

あなた 「あーごめんね」

月島 「…しかも、あれ」

あなた 「ん?」



月島くんが指で指している先には、怯えてる研磨くんと睨んでいるトビだった。



研磨くんと目が合うと、「助けて」 とでも言うような目で語りかけてくる。




あなた 「ちょっと、睨むのやめなよ」

影山 「!?…睨んでるわけじゃねぇ」

あなた 「はぁ…研磨くん、」

研磨 「?」



あなた 「バレーいつからやってるんですか誰から教わったんですかセッターはいつからやってます ¨視線の フェイント¨ のコツを教えてください。」



『!?』



あなた 「聞きたかったんでしょ?でもね、研磨くんトビみたいなタイプ好きじゃないから」

影山 「うっ…」




トビは落ち込んで下を向きながら片付けの続きを始めた。



研磨 「…聞こえたの?」



不思議そうな顔をしてこちらを見ている研磨くん。
ほんとに歳上なのかな?



あなた 「ううん、トビの考えならなんとな〜くだけどわかる」

研磨 「そ、なんだ。」



なんか、悲しそうな顔をしていたけど研磨くんも片付けを始めたので理由を聞かずに私も荷物の整理をした。







とうとう、帰りの時間。

音駒のみんなを見送るためみんなで外に出た。




夜久 「あなたちゃん!今日までありがとうな」

あなた 「はい!お元気でっ!」

海 「ほんとに厄介な奴らばっかでたいへんだったろぉ?」

あなた 「そんなことないです!楽しかったですよ」

犬岡 「あなたちゃん、また唐揚げ作ってね?」

あなた 「作る作る!」




赤いジャージの中に黒のジャージを着てる私が1人。




みんなとワイワイ話していると、右の腕の裾を引っ張られた。




研磨 「……あなた」



猫背になっていて、上目遣い気味になっていた。




研磨 「……また、会える…よね?」




可愛すぎて胸が締め付けられる。




あなた 「っ〜…うん!会える!絶対!」




私がそう言うと研磨くんは目じりを下げてにっこり微笑む。


かんわいいなぁ…もうっ!




黒尾 「俺には〜?」




また黒尾さんは腕を私の肩に回す。




あなた 「会えない。てか、会いたくない。」




イタズラ半分、半分本気でその事を言った。





黒尾 「へぇ…そういうこと言う奴は…こうだっ!」

あなた 「うわっ!?」





私の肩に回していた腕と逆の手を使って私を包み込むようにハグをする。