第42話

~体育祭①~
体育祭当日。

1年間でたった1回の行事!!
本気で行きましょう!!



あなた 「ね!月島くん!」

月島 「なにが」



そんな目で見なくても良いじゃない。



山口 「あなたちゃん張り切ってるね〜」

あなた 「うおおおおおおお!!」

真央 「よっしゃあああ!!」

山口 「あ、こっちにもいた」



影山 「あなた、」

あなた 「っ…トビ…」

影山 「悪いが、勝たせてもらうぜ」

あなた 「それは無理だねっ今年は4組がk…」



『開会式が始まるので生徒の皆さんは朝礼台前に整列してください。』



月島 「ぷっ…」

あなた 「もー!いいとこで!!月島くんは笑うなぁ!!」

山口 「ほらほら行くよー」








開会式が終わり、いちばん最初の競技が始まる。

まずは100m走だ。真央の出番です!!




なんの曲か知らんけど、入場と共に音楽が流れてテンションマックスの私。()


あなた 「真央ー!ファイトー!」


手をブンブン振りながらそう叫ぶと真央は気づいてガッツポーズをとった。



月島 「ちょっと、静かにしてくれる?」

あなた 「こん時くらい騒ごうよ!!」

月島 「…トイレ…」



あ、これ絶対帰ってこないじゃん。

ま、サボるような事はしないと思うので放っておいた。



『On your mark…set…』


バァン!!




あなた 「っ…」




ピストルの音、慣れない〜





真央は3組で同じ部活の女の子との競走を制した。

私が両腕をあげ、喜んでいると右側から視線が…



それはトビだった。



あなた 「ふんっ…」

影山 「っ…〜〜〜」



目が合ったのでドヤ顔をするとめちゃめちゃ悔しそうにして私から目を逸らした。


へっへー真央には誰も勝てん!





? 「いい顔してんなぁ」

? 「及川にそっくりになってきたんじゃないか?」




え、この声…なんでいる!?




あなた 「花ちゃん!?まっちゃん!?」




後ろを振り返ると、いかにも大人っぽい私服を着た花ちゃんこと花巻くんとまっちゃんこと松川くんだった。




花巻 「よー及川sister」

松川 「よっ」

あなた 「え?なんでいんの!?」

花巻 「お前を見に来たんだよっ」

松川 「他に何がある」




ま、まぁそうなんだろうけど…そうじゃなくて…!




あなた 「あれ?てか2人なの?」

花巻 「あーあいつらジュース買いに行った」

あなた 「2人で?」

松川 「4人で」

あなた 「え?4人?他の2人って誰?」





花ちゃんとまっちゃんはとても言いづらそうに顔を引きつっている。




あなた 「…?」

花巻 「女バレの主将と副主将」





女子バレー部?

どうして?




松川 「今日さあいつら4人でどっか行こうとしてたんだけど、お前の体育祭今日だって知って断ったんだよ。」

あなた 「うん」

花巻 「けど、及川の妹見たい見たいうるさくてさ」

あなた 「え、ちょっと待って…私のこと知らないのに見たいって?」


『うん』



えーどうして?…やっぱ、お兄ちゃん目当てなのかな??



あなた 「てかさ、お兄ちゃん彼女は?」

花巻 「とっくに別れてる」

あなた 「あいつ、クソだな」

松川 「お口悪いぞ〜」




まっちゃんは私の頭を軽くチョップした。



あなた 「やっぱお兄ちゃん目当て?」

花巻 「んーいや、及川は年下に人気あるけど同級生からはただの軽いヤツだと思われてるしな〜」



うわ、かわいそ〜(笑)



松川 「そんで、女子バレー部からは絶大な不人気だからな〜」

あなた 「え?じゃあなんで…」

花巻 「岩泉目当てだと思う。」

あなた 「え、」




私は何も言えず、固まった。

まさか、岩ちゃん目当ての女の子がいるとは思ってもいなかった。




松川 「でも、あいつ鈍感だし…平気だろ」



気まづい感じで2人は私を見る。



あなた 「なによ…」

花巻 「怒ってねーのか?」

松川 「なんか、すまん」

あなた 「べーつにっ…てか、来るなって何度も言ったんだけど…」




嫉妬…?そんなのできる立場じゃないし…




あなた 「4人が来たら帰ってね」


『うすっ』






なるべく岩ちゃんの顔を見ずに終われればいいな…