第25話

~携帯~
プルルルル プルルルル




あなた 「…んん…ん、」





起きたらそこは私が寝るはずだった部屋で…うん。まぁ寝るはずだったって言っても寝てたんだけど。


あ、私のぼせて倒れたんだっけか。





プルルルル プルルルル






あなた 「ん?」




そういえば、携帯の着信音で起きたんだった。





着信:お兄ちゃん





あなた 「…」






ブチッ






プルルルル プルルルル






着信:岩ちゃん







岩ちゃん…。



ピッ





あなた 「もしもs…」

岩泉 «お前ー!?何勝手に合宿行ってんだぁ!?»

あなた 「うるさっ!別に勝手じゃないし、お母さんに言ったし」

岩泉 «俺らの許可も必要だろー!!!»

及川 «なんで、俺の出てくれないのぉ…»






うるさいうるさい。






あなた 「あのね〜この間も言ったけど、私高校生だから!!!」






岩泉 «だから危ないんだろーー!!»







ガチャ






菅原 「…あなた?」




あなた 「あ、菅原先輩…」



大声出しすぎて、隣の部屋から菅原先輩が私の部屋に入ってきた。




岩泉 «誰だ、菅原〜!!??»





菅原 「???」





ブチッ






菅原 「電話?大丈夫?」




あなた 「ご、ごめんなさい!なんでもないです!」




菅原 「そっか!…体調はどう?」




ハッ!もしかして…




あなた 「バッチリです!!…もしかして、運んでくれたのって…」




少し恥ずかしくて、目を合わせずに聞いた。




菅原 「ごめん…俺運んだ…!」




あわわわわ、やっぱり…!




あなた 「ご!ごめんなさい!重かっただろうに…」




菅原先輩はキョトンとした顔でこちらを見たあと、目を閉じながら大笑いしていた。




菅原 「あはははっ…全然っ!重くなかったよ」




笑顔でそう言うものだから少し胸が高鳴ってしまった。




あなた 「そ、そう…ですか。」


菅原 「うん!」





菅原先輩の笑顔は世界救える気がする。()




あなた 「皆さんは?」


菅原 「あ〜もうなんか、自由だよっトランプ組とか寝てるやつとか…色んなのいっぱいいる」



菅原先輩は話しながら私の隣まで来て座る。





菅原 「…」

あなた 「…」




沈黙が続いて、それを切ったのは菅原先輩の方で…




菅原 「…過去のこと、怖い?」




いきなりの質問でビックリしたけど、落ち着いて答えることが出来た。




あなた 「ん、まぁ…怖くないって言ったら嘘になりますね。」




笑顔で返したつもりだった。



けど、やっぱり無理なわけで…





菅原 「俺たちいるからな?」





凄く優しい言葉、声が胸を締め付けて一筋の涙が頬を伝う。




あなた 「あり、がとうございます…」






私は菅原先輩の胸で泣いていた。

心地いい。

ただ、それだけ思って寝てしまっていた。