第52話

~次のステージへ~
ピピーッ




試合終了
セットカウント2ー0






勝った…勝った!!



『ありがとうございましたーッ』




挨拶を終え、応援席の方へと移動をしてきたみんなに私は大声で伝えた。




あなた 「おめでとうございまああすっ!!」




私の大声にみんなは驚いた顔を見せた。

でも、すぐに笑顔になって





澤村 「おう!」

菅原 「応援ありがとな〜!」

西谷 「いぇ〜い!」

田中 「うおおおおお!」





それぞれ色々なことを私に言ってくれる。





あなた 「〜っ!」








私は思わずみんなの元へと走り出してしまってた。





体育館の出入口から出てくるみんなを見つけて手をブンブン振る。




西谷 「うぇ〜い!」

田中 「うぇ〜い!」




両手を出してジャンプをしながらハイタッチを求めてくる西谷先輩と田中先輩。




あなた 「うぇ、うぇ〜い!」





少し驚いたけどなんとか2人の片手にハイタッチをすることが出来た。





西谷 「見てたかっ?俺たちの試合!」




目を輝かせながら言うものだから自然と笑顔になり私は言った。




あなた 「はい!ず〜っと見てました!」

西谷 「〜っ!次も見てろよ!」

あなた 「はい!」





西谷先輩と田中先輩と話していたら3年生の先輩方も私の元へと来てくれた。





澤村 「応援ありがとなっ!」

菅原 「も〜俺も出たかった〜っ」

東峰 「ふぅ…緊張したぁ」



大地先輩は満面の笑み。菅原先輩は私の頭を笑顔でわしゃわしゃしながら。旭先輩は胸に手を当てながら息を吐いている。




まだ、試合がある…!!この人たちのバレーが見れる…!!





嬉しさのあまりに頬を伝ったのは涙だった。





『!?』





影山 「ど、どどどどうした…!?」

日向 「大丈夫かぁ!?」





はぁ…烏野に来てよかったと心の底から思える。

逃げて、ここに来た。

それは事実。




でも、今ここにいるみんなが私を1人の部員として…仲間として…私を思ってくれていることが伝わってくる…




あなた 「次も…次も頑張ってください!」




私は涙が止まらず、でも、前を見て笑顔で応援の言葉を伝えた。





『おう!』





次のステージへ…!