第30話

~意外なライバル~
黒尾 side



研磨が部屋を出ていってから10分くらい経ち、他の奴らでトランプをすることになった。


せっかくだからあなたもと思い、呼び出しそうとして俺一人で部屋に行くとそこには誰もいなかった。




風呂に入ってるわけじゃないしな…?





まぁどうせちょっとしたら帰ってくるだろうとドアの隣に寄っかかって待っていた。





あなた 「黒尾さん?」





やっと帰ってきた





黒尾 「遅いじゃねーk…って、え?」




隣にいたのは研磨だった。




あなた 「どうしたんですか?」





黒尾 「あ、あぁ…トランプ、みんなでやっから誘おう思って。」





研磨は俺を見ないでそっぽを向いている。





黒尾 「研磨とどこ行ってたんだ?」





あなた 「研磨くんと買い物行ってました!」






え、研磨と…?





ビックリしすぎて固まっている俺はずっと研磨のことを直視していた。




研磨 「なに?」




それに気づいた研磨が問いかけた。





黒尾 「い、いや意外だなと…思いまして。」




あなた 「ん?…トランプしに行こ!」


研磨 「俺もやる」





ん!?研磨がトランプ!?





あなたは1人で走って行ってしまう。





黒尾 「どうした?」

研磨 「別に」

黒尾 「…」

研磨 「可愛いなって思ってるだけ」

黒尾 「!?」

研磨 「クロがあなたのことどう思ってるかは知らないけど、俺はそう思う。」





研磨は誰かが好きとか気になってるとかは自分から言わない。いや、多分そういう人が今までに誰もいなかったんだと思う。


だから余計驚いた。






黒尾 「可愛いどころじゃないね」





そう笑って見せた。