第29話

~猫?~
あなた 「…」

研磨 「…」





いや、凄ーく気まずいな。


来てくれると言ってくれたのは嬉しかったけど、多分孤爪さんって音駒で唯一あまり仲良くなれなかった方だし…。




一言も喋らず、歩いて10分もしない程度のスーパーに着いた。





研磨 「なに、買うの」





あ、口が動いた





あなた 「んー、何がいいでしょうか…」



研磨 「…」





え、凄いこの場に居づらいです。





孤爪さんは下を向いていて、考えてくれているのか寝ようとしているのか…わからない()




研磨 「なんでもいいんじゃない?」




あなた 「じゃ、じゃあハンバーグにでもしましょう!」




何となく思いついた物をパッと言って、明日の朝はハンバーグ、夜は肉じゃがになった。








帰り道…。

孤爪さんが荷物を2袋持ってくれている。

優しいんだ…。



思わず笑がこぼれた。



研磨 「???」



とても不思議そうな顔をしている。




あなた 「孤爪さん優しいですねっ」




と、言うと孤爪さんは目を見開いている。




研磨 「…なんでさ、クロにはタメ口なの?」





予想外だった質問に少し戸惑ってしまった。





あなた 「な、なんででしょう…?」






私自身もなぜなのかわからなかったので、考える。





研磨 「あなた…さ、俺にもタメでいいよ」





あ、凄く耳を赤くしている。

私の少し前を歩いていて、辺りは暗いのにわかる。





あなた 「…うん!研磨くんよろしくっ!」




そう言って、片手に袋を持ちながら研磨くんの隣に駆け足で行く。





猫も捨てがたいですね()









研磨 side



あなた、凄く可愛いよね。


でも、俺は自分から話しかけることとか得意じゃないからみんなとは違って仲良くなれない。



クロとか夜久くんが凄く羨ましいようにも見えた。





みんなが部屋でワイワイ騒いでいたから、1人になりたくて外でゲームをしてた。




あと、ワンプレイで帰るつもりだったけど扉が開いたことに気がついた。





あなた 「あ、孤爪さん」





あなただった。

何を喋ればいいのかわからずフリーズをしてしまった。



朝に ゙迷子゙ と呼ばれて少し嫌だった。けど、向こうから話しかけてくれたのになにも返せなくて後悔をしていた。



あなた 「今朝はすみまs…」



研磨 「どこいくの?」






また、話せる機会がが出来て嬉しかったので口走ってしまった。

でも後戻りは出来ない。




まさか買い物に一緒行くなんて思ってもなかったけど、あなたが…あなたの隣に俺がいることに少し
胸が踊る。




あなたの声は凄く癒される。






この声をずっと聞いていたいと思ったのは、




クロにも言わないでおこう。