第20話

~お久しぶりです~
今日は休みなので真央と買い物…だと思って家を早く出たら携帯が鳴った。



あなた 「もしもし〜」


真央 «ごめん…ゴホッ…»


あなた 「え?どうしたの?」


真央 «熱ね…出ちゃって…»


あなた 「え!?大丈夫?」


真央 «うん…昨日…電話、出来なくてごめん…»


あなた 「いいよいいよ全然!また遊ぼ?」


真央 «うん…遊びたかったぁ…»


あなた 「ふふふ…学校はちゃんと来るんだよ?お大事にね」


真央 «うん…»








あなた 「はぁ…」




まじかぁ…真央が熱なんて中学校の時あったかな?

凄く辛そうだったな…






せっかくの休みだし…どっか行こ。







あなた「あ、コレ可愛い…」





手に取ったのは烏のシルエットが描いてあるシャープペンだった。



んー、でも烏って…幸せ飛んでいきそうだな…





そんなことを考えたけど、買ってしまった。





あなた 「まぁ…お金は平気だけど…」





? 「ん…」






袋の中身を見ながら歩いていると、前から声がして顔を上げた。






あなた 「ん!?」







そこにいたのは、






あなた 「若利くん!?」







今じゃ、全国3本指に入る牛島若利。

お兄ちゃんの因縁の相手。


と、赤トゲトゲ頭の…人。


あと、顔はかっこいいのに私服が少し…残念なお方。






牛島 「あなたか…」


トゲトゲ頭 「なになに〜知り合い?」


私服残念 「若利に女の知り合い!?」


牛島 「及川の妹だ」



『えー!?!?』




あなた 「あ…ど、ども」





ぺこりと一礼すると3人が近寄ってくる。





牛島 「1人で何してるんだ?」

あなた 「あ〜友達が熱出しちゃって…」




少し間が空いて、若利くんは口を開いた。




牛島 「俺たちと一緒に回るか?」





意外なお言葉…。


ありがとうございます。


でもでも、隣の方々知らないし…




トゲトゲ頭 「俺、天童覚っ!よろしくね〜」

私服残念 「俺は瀬見英太、よろしく」






あなた 「あ、よ、よろしくお願いします。」





こ、心読まれた!?








天童 「それにしても若利くん、どこ行くの??」


牛島 「まだ未定だ。」


瀬見 「決まってなかったのかよ」





な、なぜ私真ん中!?

てか、ほんとにどこ行くの!?







そう思いながら歩いていると、着いたのは




あなた 「レントラン???」


牛島 「あぁ、そういえば食べてないと思ってな。あなたは払わなくていい。俺が払う」


あなた 「い、いいよ!?そんな!?私払うよ!!」


天童 「いいのよ〜若利くんが払うって言ってるんだからさっ」


瀬見 「そーだそーだっ久しぶりに会ったんだろ?甘えとけ甘えとけ」



あなた 「じゃ、じゃあ…」








天童 「はぁ〜美味しかったね〜」

瀬見 「たまにはいいな〜」




あなた 「わ、若利くんごめんね?」


牛島 「ん?何がだ?」





いや、鈍感?なんて言ったらいいんだ?




あなた 「ごちそうさまってこと!」


牛島 「あぁ、別に大丈夫だ。」





天童 「あ、あなたちゃんってさ〜どこ高校なの?」

あなた 「烏野だよっ」

瀬見 「あー元強豪?」

あなた 「元とか言わないでっ!」




凄く、楽しい。

若利くん、覚くん、英太くん。


みんな全然タイプ違うけど、それだからいいのかな…?



あなた 「覚くんってポジションどこ?」

天童 「俺?俺はね〜MB!!」

あなた 「あ〜ぽいね!」

天童 「ほんと〜嬉しい〜」

あなた 「英太くんは〜セッター?」

瀬見 「!? よく分かったな」




レストランにいる時も凄く手が器用だったし、癖なのか指を良く伸ばしてた。

だから、セッターかと思った。




あなた 「えへへっ!若利くんはWSでOPだもんね!」


牛島 「ん?あぁ…」





若利くんは前から変わらない。

自分が絶対的エースだということ、周りの期待を裏切らないプレイ。





いや〜あの頃はお兄ちゃんと岩ちゃんだけ応援してたから、凄く嫌な相手とだけしか思ってなかった。




まぁ、その頃から仲良くはさせてもらってたんだけど…。



でも、お兄ちゃん達とは違う高校だからって厄介な相手だということは変わりない。





全国行くには…倒さなきゃならないもんね〜









そして、帰りの時間。





天童 「じゃあまたねっ」

瀬見 「じゃあな!」

牛島 「及川にもよろしく頼む」


あなた 「うん!バイバイ!」





お兄ちゃんに言ったらなんかめんどくさくなりそうだから、言うのはやめよっ