第8話

~練習試合~
あ、溝口コーチ…



あなた 「あの、」

溝口 「おーあなたか!久しぶりだな!」

あなた 「お久しぶりです。あの…」

溝口 「ん?」

あなた 「うちの兄が…すみません。」





溝口コーチはその事を聞いてビックリしたのか

目を見開いている。





溝口 「あははっなんでお前が謝るんだよ!及川のせいなんだからあなたは謝んなくていいよ!」

あなた 「す、すみません。」

入畑 「おーあなたか」

あなた 「お、お久しぶりです!」

入畑 「ほんとに久しぶりだなぁ」




ペコペコしていると後ろから武田先生が走ってきたので、私はその場を後にした。





烏野の方へ帰ってくるとトビが心配そうな顔をして、こっちを見ていた。





あなた 「ふふっ…」

影山 「な、なんで笑うんだよ」

あなた 「そんな心配しなくてもいいよ」

影山 「まだ、あの2人・ ・ ・ ・のこと…」

あなた 「はいはい、その話は無し!」

影山 「っ!?」

あなた 「久しぶりの試合なんだから…楽しまなきゃ」






菅原 「及川さん」

あなた 「はい」

菅原 「向こうの監督、コーチと知り合い?」

あなた 「あ、まぁ…」

菅原 「そっか…?」





いや、まずいよね。

青城相手のキャプテンの妹だから知ってますなんて…言えません。








そして1セット目。



日向 「ごめんなさい!!!」




日向〜…



もう笑いそうになってしまっているのを隠しながら応援をしていた。




澤村 「よし!確実に1点ずつ返していこう!次のサーブは ̄あ゛…」



 ̄よりによって ̄



日向のサーブ・ ・ ・ ・ ・ ・




あーあー顔が…真っ青だぁ






そして…






バチコーンッ




や、やってしまったぁ…






影山 「…」





あなた 「ひ、日向っ…こっち」



絶対トビ…怒ってる



日向を私の後ろに隠して守る体制を取る。

すると、トビはゆっくり歩いてきた。




あなた 「ト、トビ…!お、落ち着いて…!ね?」

影山 「まだ何も言ってねぇけど…?」

あなた 「ひぃっ!」



トビは私の後ろにいる日向に向かって



影山 「…お前さ…一体何にそんなにビビって緊張してんの??相手がデカいこと…?初めての練習試合だから…?」



な、なんか、私が怒られてるみたい…!!


私と日向はトビを見てブルブル震えている。




影山 「俺の後頭部にサーブぶち込む以上に怖いことって…なに?」


日向 「…とくにおもいあたりません。」


影山 「じゃあ もう緊張する理由ないよなぁ!もうやっちまったもんなぁ!いちばん怖いこと!」



目…目が怖いっ!



影山 「それじゃあ…」



日向「!!?」



私と日向は叩かれるのを準備して目をつぶった。



影山 「とっとと通常運転に戻れバカヤローッ!」




あなた&日向 「…アレ?」






は、はぁ…し、心臓が飛び出ることかと…。






あ、そっか1セット目落としたんだ…。


でも、トビが変わろうとしてることに感動…



菅原 「なんで目うるうるさせてんの?」

あなた 「なんか…感動して…」

菅原 「え、何に!?」








日向も通常運転に戻り、トビのトスも上手く決まり始めて2セット目は取り返した。






ギャラリー 「キャーッ及川さ~~~ん!!やっと来た~~っ」



烏野 『!!?』



あー来た。
馬鹿兄貴。



及川 「あっ!あなた〜っ!」

あなた 「っ…」



烏野 『ん!?』



あなた 「はぁ…足は?」

及川 「んふふっ…バッチリ!」

あなた 「あっそ…」

及川 「酷いよっ!!」




日向 「え、及川さん…及川さんっ!!」

あなた 「ん?そうだけど?」

日向 「苗字…一緒っ!!」

菅原 「あっ!ほんとだ!」




バレてしまった…。




あなた 「あーすみません。私、向こうの主将の妹なんです。」




烏野 『えー!?』




影山 「怪我か?」

あなた 「あーそう。捻挫…土曜日にね」

影山 「…そうか」



及川 「やっほ〜飛雄ちゃん久しぶり〜育ったね〜」



影山 「…俺…サーブとブロックはあの人見て覚えました。実力は相当です。」



及川 「元気に王様やってる~~~?」

あなた 「うっせー!馬鹿兄!さっさとアップしてこいやぁ!!」

及川 「ちょっ…あなた酷いよ!」





影山 「田中さん威嚇やめて!」





3セット目は24ー21であと、1点まで追い詰めた。



そこで、お兄ちゃんがピンチサーバーとして出てきた。



お兄ちゃんは月島くんを指さしながら



及川 「いくら攻撃力が高くてもさ…その攻撃まで繋げなきゃ意味ないんだよ?」




あ、ヤバい。




宣言通り…月島くん狙いでサーブを打ちサービスエースを取られた。



その次も取られて、1点差まで追い詰められた。



月島くんは好きじゃないけど、ムカつく…!



日向 「おい!コラっ…」



あなた 「及川あああ!」




『!?』




あなた 「1人だけ狙ってんじゃないよおお!レシーブ苦手な人に打ってサービスエース取るのそんなに楽しいのあああ!!」

及川 「はぁ!?勝とうとしてるんでしょ!!」




影山 「ちょっ…あなた…」


月島 「みっともないから喚くなよ…!」




武田 「お、及川さん…落ち着いて…!!」


あなた 「こんの…クソがあああ!」


岩泉 「そーだそーだ」

松川 「逃げてんじゃねーぞー」

花巻 「でも、勝つぞー」





金田一 「…」

国見 「…」