第44話

~体育祭③~
岩泉 side



及川 「あれ?もしかしてあれ、あなたじゃない?」

岩泉 「え、」




及川の視線の先を見ると、そこにはテンションだだ下がりのあなたが入場をしていた。

借り物競争に出るって言ってなかったよな…?



隣にいんのは…確か、バレー部の3年と1年?





あなた side



菅原 「まぁまぁ、ここまで来たらやるしかないべ!」

山口 「あなたちゃん頑張ろ!」



そう言って、2人は私の隣に来て慰め(?)てくれる。



あなた 「お題にもよります。」

菅原 「だよなぁ〜」

山口 「借りなのに物のお題ないらしいから」

あなた 「借り競走…」

菅原 「言えてる」






菅原先輩、山口くんはお互い1位でゴールした。

菅原先輩は私は知らない多分同じクラスの男子。
山口くんは月島くん…あれ?月島くんいつ帰ってきたんだろ?
いやいやいや、そんなことよりも次は私の番。
どーしよ。好きな人とかだったら…?

そんなこと考えるなああああ!!




『On your mark…set…』


バァン!!




ようやく慣れてきたピストルの音と同時にいっせいに走り出す。




お題が書いてある紙を手に取って、確認すると…







岩泉 side



あなたの番が来て、スタートした。

お題を見て頭を抱えている。

何出たんだ?もしや、『好きな人』とかか!?
な、ないよな…そんなの。



及川 「なんでも当てはまるお兄ちゃんの所に来ればいいのにっ」



及川がまたアホなことを言うのでひっぱたこうとしたら、花巻が口を開いた。



花巻 「たぶんあいつ、意地でもこっち来ないぜ?」

及川 「え?なんで?」

松川 「色々怒ってる」

岩泉 「なんだよ、色々って」

花巻 「それは言えないけども。」




怒ってる理由言えないってなんだ?
何で怒ってんだよ。





藤崎 「あれ?でも走ってこっち来てんのって及川の妹ちゃんじゃないの?」

南 「ほんとだっ」



険しい顔でこっちにチンたら走ってきているのは確かにあなただった。

前にはたくさんの烏野の生徒がいる。その中から誰を選ぶのかジッと見ていた。














あなた 「トビ…来て。」









及川 「飛雄!?」



それはまさかの、影山だった。

あなたは恥ずかしそうに手を差し伸べてそっぽを向いている。


(チクッ)


胸が痛む…ストレスか?





気づいたら2人は手を繋いでゴールをしていた。