青峰side
俺は黄瀬に誘われたから重い足取りで海常に向かった。
なんで重い足取りかって？そりゃあなたがいるからにきまってんだろ？
俺は中２の時ひでぇことをあいつに言った。
あれから俺とあなたの間には壁ができた。
わかってる俺が悪かったってでも、あん時は俺も追い詰められててつい「お前は良いよな女だから男とやれば負けられる」そんなことを言っちまった。
俺が助けなくなったからいじめもひどくなった。
黄瀬とか海常のやつらとかとバスケしてるあなたは笑顔だった。
なのに俺を見た瞬間表情が変わった。
あなた俺は謝りてぇんだあん時のこと、俺にはもうめせてくんねぇのか？お前の太陽みたいな笑顔。
俺が悪いのはわかってる許してくれあなた
さつきがあなたに抱きついてやっとあなたが落ち着いた。
ちげぇよ、こんなことが言いてぇんじゃねぇ俺はあなたに謝りてぇのに「ごめん」というただそれだけの言葉が出てこねぇ
早く言わねぇとあいつがいっちまうのになんで俺は妹に謝れねぇんだよ！あなた、こんな兄貴ですまねぇ
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。