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2018/03/05

第7話

卒業②


それから、約一時間ほどの卒業式やなんやかんやを終え。

私は由麻とみうと一緒に中庭に出た。

「終わっちゃったね、卒業式」

「なんか在校生の時より短く感じたね!てか一瞬ガチで泣きそうになってビビった。そしたら涙引っ込んだ」

「何してるの」

みうらしいエピソードに笑いが零れる。あまり間を置かず、私はまた口を開いた。

「まぁさ、最後は三人クラス一緒でよかったよね」

「うんうん!二年生は由麻だけ離れてたから嬉しかったぁ」

「でも三上くんと同クラだったじゃん。ま、こっちには初崎くんがいて目の保養だったけどねー」

「……それ、本当に羨ましかった……」

割とガチトーンで由麻が言ったので、勝ち誇ったようなみうの笑みが一気に崩れた。

焦って由麻を励ますのを見て呆れる。まぁ、みうも怜のこと大好き(ファン的な意味で)だから自慢したい気持ちもわかるけど。

「あなた」

背後から名前を呼ばれて、鼓動が速くなる。

くるりと振り向き、私は、初めて会った頃より身長が伸びたその人の名を呼び返した。

「遼介」

「話がある。いいか?」

遼介は、校舎裏の方角を親指で差した。

話……?登校してくる時に言えばよかったのに。

内心首を傾げつつ承諾し、由麻とみうに一言声をかけてから私は遼介の後をついていった。