第13話

💍
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2019/10/19 07:45
何でここにジョングク君が…?


あなた「何でここが…」

🐇「スマホの追跡アプリ」


そう言うとジョングク君は軽々しく私を抱き上げた
この歳にもなってお姫様抱っこなんて正直恥ずかしいけど足に力が入らなかった





🧑「…お、弟くんか。お姉さん体調悪いみたいで今送っていこうと…」

🐇「それはどうも。うちの妻がお世話になりました」


いつも考えてる人はただ1人
この私の小さな男の子_















あなた「大体!物事には踏むべき段階があるのよ…ちょっと聞いてる?!」←

🐇「はいはい」

あなた「普通は告白したりされたりして恋人同士になって3回目のデートでキス。そうやって思い出を積み重ねて『そろそろ?』みたいな感じで自然に盛り上がっていくもんなの!」

🐇「…昭和だね。相変わらず酒癖悪いし…大体それ9年も一緒に住んでて今更すんの?」


“あなたさんの事なら全部知ってるよ”



🐇「良いところも悪いところも全部」

あなた「……」

🐇「あとはカラダの相性くらい?」

あなた「かっ…?!あ、合わないかもしれないじゃない!」


いやいや私も何言って…っ


🐇「じゃあ確かめてみる?」

あなた「え…」

🐇「…クスッ笑うところだよ」


それだけ言うとジョングク君は私の背中をポンポンっとたたいた


ああ、私勘違いしていたのかも
もう小さな男の子なんかじゃない

_9年私が立ち止まっている間にとっくに“大人”になっていた




あなた「…いいよ…」



私も確かめてみたい
この気持ちの名前を_















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