第33話

第31話「大事件迫る」
39
2021/02/15 08:00
……にしても、
世界は逆で歴史は間違って伝わってて、
私は魔族でニンゲンで、って
改めて考えるとすごいよね?!
ということで私たち75期生と朱莉さんは今
団長に報告するために団長室に集まってます。
夏空 朱莉
夏空 朱莉
……あー、団長ったら遅いよねぇ。
もうとっと来て欲しいなぁ!
青宮 遥斗
青宮 遥斗
……何か文句でも言ったか?
うお!びっくりした。
噂をすればなんとやら、だ。
いきなり出てこないでほしいな。
私も本当ですよねって言うところだったんだから。
夏空 朱莉
夏空 朱莉
遥斗って文句言ったら絶対来るよねwww
あ、そうそう!
とんでもないことが分かったんだよ。
落ち着いて聞いてね☆
青宮 遥斗
青宮 遥斗
お前のハイテンションのおかげで
俺は否が応でも冷静だ。
青宮 遥斗
青宮 遥斗
……ほう。 おもしれぇ、
間違いなく政府が絡んでやがるな。
……なんでそんな冷静で面白がれるんだろう。
むしろ怖いよ。
夏空 朱莉
夏空 朱莉
だよねぇ、多分、
外出を禁じてるのは下に魔族が住んでる
ってことを知られたくないからでしょうね。
……は?え?そんな。
政府の陰謀があるの?!

じゃあ、政府が悪で
黒幕の組織って言う説もあるのかな?怖っ。
もう味方少なすぎない?!
夏空 朱莉
夏空 朱莉
んで守秘義務と夏穂の処置は相変わらず?
青宮 遥斗
青宮 遥斗
当たり前だ。
価値が確実に分かった今
より一層攫われるわけにはいかない。
裏切り者の可能性も同じにな。
海鳴 夏穂
海鳴 夏穂
相手あんなんなんだから
外も内も変わらないです。
私を外に出してください!
もういっそ囮になりましょうか?!
青宮 遥斗
青宮 遥斗
変わるんだったらリスクは
少しでも少ない方がいいだろ。
囮の案は却下だ。
守りきれる確証がないからな。
海鳴 夏穂
海鳴 夏穂
もしかしたらここ爆発されるかも
しれないじゃないですか?!
青宮 遥斗
青宮 遥斗
その時でも誰か隣にいるだろ。
お前が人知れず攫われる事はない。
海鳴 夏穂
海鳴 夏穂
……じゃ、じゃあここに今すぐ敵が
攻め込んできたらぁ?!
青宮 遥斗
青宮 遥斗
上に同じく誰か近くにいるだろう。
いい加減にしつこいぞ。
海鳴 夏穂
海鳴 夏穂
もしかしたらここの空間ごと
魔法で閉じ込められたり攫われたり
するかもじゃないですか!
立式シューズが使えない屋内の方が
危険です!
青宮 遥斗
青宮 遥斗
お前めんどくせぇな。
起きもしないであろう妄想をベラベラ
喋るな、鬱陶しい。
……とにかく今まで通り。
守秘義務と外出禁止は決定だ。
海鳴 夏穂
海鳴 夏穂
なんで起きないって言えるんですかぁ?!
……絶対に引かない!
外に出て戦うんだ。
ものすごい暇だから!
その上朱莉さんが怖いからぁ!
青宮 遥斗
青宮 遥斗
……あるわけねぇだろ、そんなこ
ガッチャンッ!









青宮 遥斗
青宮 遥斗
……どういうことだよ。
あぁ、なんて言うことでしょう。どうしましょう、


団長の強大なフラグのせいで
謎の空間に全員閉じ込められてしまいました!

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