第2話

第 1話
19
2019/05/20 04:12
西山 貴己
…?ここは、 どこだ…?
…。頭が痛い…
西山 貴己
大丈夫ですか?
ええ、すみません。
中山 和久
……。お前らか?俺をここに…
西山 貴己
違いますよ。 俺もさっき目を覚まして…気がついたらここに。
私もです。目が覚めたらここに…
なぜか前の記憶がないんです…
中山 和久
そうか、疑って悪かった。
『  ゴーン ゴーン  』
支配人
皆さんどうも、
お目覚めのようですね。
画面越しから失礼します。
中山 和久
お前は誰だ…!
支配人
おっと、申し遅れました。
わたくし、この会場、このゲームの支配人をしております。
ゲームとは?
何のゲームなの?
支配人
そうですねぇ、
『生き残りゲーム』、楽しみでしょう?

西山 貴己
そんなことしてる暇はない。俺はここを出る。
『ガチャッ…』
西山 貴己
…?
『ドンッ! ドンッ! ドンッ!』
支配人
無駄ですよ。窓、ドア、全てに鍵が掛かっておりますので。ここから出たいのなら、
生き延びることですね、、
支配人
あと、このステージで犠牲になるのは一人です。
生きて出たいのなら、蹴落とすことも必要ですね。
おっと、言い過ぎた、、、
なにそれ!? 生きて帰りたいよ…
支配人
これから課題を出します。
出された課題をこなせた者、
勝者以外は、、、 さようなら。
暴力は失格ですよ、殺しも。口論はご自由に。
制限時間は30分。自己紹介をどうぞ,,,
西山 貴己
《裏をかこうか…》
俺の名前は 颯。 藤田 颯。
仕事は公務委員。
中山 和久
俺は、中山 和久 。仕事は無職。
私は、あなた。 大学生です。
支配人
終わりましたね。では、課題です。
~第1問~
この中に殺し屋が居ます。話あって、
証拠、証言を掴め。
ポイントは正解につき1Pとする。
制限時間30分。
用意、始め。
〈 29:59 〉
殺し屋なんて……怖いよ…
中山 和久
(ここは合わせるか、)
お、俺も、、、
藤田じゃないのか?
西山 貴己
なんでそう思う?
何もまだ証言を手にいれていないだろ?
中山 和久
!?(焦りすぎた、落ち着け。)
そうだ、悪かった、あなたが怖がってるから、
違うと決めつけてしまった。悪い。
ごめん、私のせいだ。ごめん。
西山 貴己
中山って意外と優しいんだなぁ。
他人を心配する余裕があるなんてな、、
俺にはできないな、助かりたいもの 笑
(これってもしかして…いや、違う。)
(賢い、藤田さんなんでこんなに賢いのかな?)
中山 和久
いや!そんなんじゃ…
西山 貴己
一般人にはできないよね、何かあるんじゃない?
ないかな? ありそうだけどな?
あなたはどう思う?
喋ってないけどいいの?
中山 和久
そうだよ、あなたはさっきから喋ってない!
怪しいんじゃない?
藤田そう思うよな!! なっ!!
いや、、私は考え込んでしまって、話に入れなかっただけであって…
西山 貴己
なあ、なんで中山ってそんなに焦ってんの?
焦る気持ちは分からんこともないけど、怪しいな?
中山 和久
俺だって死にたくない。
ごめん、私投票先決まった。時間もないし。
〈 03:16 〉
西山 貴己
本当だ、でも皆で1回口論しよう。
中山 和久
本当だ! なぁ、違うんだって!
中山さん話せばわかりますよ。たぶんね、
西山 貴己
俺は中山が怪しいと思う、なぜなら
毎回言葉が先走ってるからね。
中山 和久
お、俺はあなたが怪しいと思う!えっと……
私は、申し訳ないですが中山さんです。
中山 和久
そんな
支配人
時間となりました。速やかに投票を行ってください。
投票後
支配人
投票を発表いたします。
西山貴己『 中山和久 』
中山和久『 あなた 』
あなた『 中山和久 』

よって、
西山さん 『1P』
中山さん 『0P』
あなたさん 『1P』

となりました

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