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第2話

Re:スタート01 過去の悲痛
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2020/10/18 11:05
ある時を境にして、主人公月成 しずくは恋が出来なくなった。いや、出来なくなったよりも、したくない、替えたくないなどの感情があったからなのだろう。 

時は3年前 しずくが中学二年の時彼は蓑星未来という女性と付き合っていた。しずくはとにかく未来を愛していた。時に未来もしずくが好きだった。
ナゼしずくが恋愛が出来避けるようになったのかと言うと。

悲劇の2年前、小学生6年卒業式当日
しずくは昔から思いを寄せていた未来から告白を受けた、その思いをしずくは受け取った。
「ねえしずく、好きです私と付き合ってください。」
しずくは驚くまさか未来が俺のことが好きだったなんて。
「未来俺もお前のことが好きだ、俺からも付き合ってくれ。」

そうして2人は恋人の関係になった。

中学1年 夏
2人はデートにも出かけ関係を深めていた。
しずくは未来とは永遠に一緒にいたい、中学1年ながらもそう考えていた。

現在、高校1年生5月
主人公月成 しずくは一野崎高校の生徒である。

俺は過去に辛いことがありそれ以来恋愛というものを避けている。
避けていると言うよりは、彼女だけを愛している。と言った方がいいのかもしれない、だがもう彼女はこの世にはいない。
過去に戻れるとしたら戻りたいそれが願い
俺にはそれしか望みがない。未来がいない世の中など俺には不要だ……そう考え自殺しようとも思った程だ。

だが俺には転機と言えるのかは分からないが、そう言えるだろうということが起こった。起こると言うよりはであったの方が近いのかもしれない。
彼女の名は……清里 蒼
旧姓 蓑星

中学1年の冬 クリスマス
この日俺と未来は一緒に過ごしていた。
この日俺たちはうちの家族と未来の家族でクリスマスパーティーを開いて過ごしていた。未来と俺は暗い部屋で話をしていた。
とても楽しく穏やかで心が暖まるずっとこういう風にしていたいと思った。
「未来、好きだよ」
気持ちは本当にここにある。
「うん私も……しずく、私を彼女にしてくれてありがとう。あの日ね……振られるかと思ってた。」
不思議に思うナゼ未来がそういう風に思ったのか。
「振らないよ、俺はずっとずっとお前のことが好きだったんだよ、初めて恋というものをしれた。」
「ふふっありがとう……私もずっと好き……だったんだ。」
「俺はお前に告ろうとしていたけど先を越されたからな……ここに星もいたらな、昔の話ができたけどな。」
「星がいたら2人きりに……」
「2人きりに……なんだって?」
「なんでもないよっ」
未来は少し顔が赤くなっていた、未来はロングストレートの髪型でそして何より可愛い。そして隣にいて飽きない。
俺たち2人の関係については、学年全体で概ね把握されていた。バレても構わないと未来と俺は決めた。
少しからかって来る人もいた。気にはしなかった。

俺たちが付き合い始めて、9ヶ月ぐらいたった年が明ける、12月31日この日は未来の家で2人で過ごした。この日に始めてキスをした。静かなそして甘いキスだった。昔話を続ける、しばらくして星がやってきた。3人で思い出話をしたりして、未来と体をよせ、年が明ける。

高校1年の5月
清里蒼と言う、とても美しい、可愛らしい女性とであった、俺が未来以外に可愛いと思ったことが1度もなかったが、そう思った。そう思った瞬間に記憶が蘇る。いい思い出もあるが、悲しい記憶それは、俺が蓑星未来という女性以外には恋愛感情が抱けなくなった理由、蓑星未来という女性への未だにある思い。それが一瞬にして蘇る。それは清里蒼という女性が未来に似ていたからだと思う。

中学3年夏
悲劇の当日俺と未来はLINEで連絡を、取っていた。彼女は中学最後の夏の空手の大会で太田ので試合と言っていたため、俺も見に行くことにしていた。彼女がその空手道場に行く途中に悲劇が起こる。
[先程入ったニュースをお伝えします。国道354線で事故が発生致しました。その事故で、蓑星未来(14)が救急先の病院で亡くなったことが確認されました。繰り返します。先程国道354線て交通事故が発生致しました。この交通事故により、救急先の病院で、蓑星未来(14)が亡くなったことが確認されました。]

聞いて信じられなかった未来が死んだことは嘘だとこんなもの信じてはならないと。
未来に連絡をとったが繋がらなかった。
その後、未来の母親に連絡をとった。
母親には繋がった、そして俺は聞く。
「未来が死んだって嘘……ですよね……?」
嘘だと信じたかった。だが。
「未来は、未来は!!もう……」
まさか本当に……
「今から行きます、どこの病院ですか?」
「太田市病院だから……来れる?」
「行きます」
そう告げる。母親が連れて行ってくれると言ってくれたため車で向かった。

これが俺が恋愛をしていないという理由だ。

未来は死んだということだった交通事故で脳にダメージを受け、亡くなった。
交通事故は1人の男性による。ながら運転がきっかけとなった。
男性は有罪判決で懲役12年、執行猶予3年、賠償金100万円という重罪となった。
俺は未来が死んで泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた泣いた。
愛する人がいなくなれば誰でもそうなる。
そう思う。
未来が死んでからは未来は忘れないたとえ悲しくても覚えていた方が未来きっと喜ぶ。俺は未来を忘れないし、これからもずっと愛している。そう決めたからだ。

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