第80話

~俺のじいちゃん~
7,207
2020/10/21 05:06
善逸side




俺は、綺麗な夕日で紅く染まった空を見ながら昔のことをふと思い出した。






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俺は捨て子だった。




親のいない俺は誰からも期待されない。




誰も俺が何かを掴んだり、




何かを成し遂げたりする未来を夢見てはくれない。




誰も望んではくれない。




1度失敗して泣いたり、逃げたりすると、




あぁ、もうコイツはダメだって離れてく。








でも、じいちゃんは違った。






桑島慈悟郎
桑島慈悟郎
泣くな!!!!逃げるな!!!!
桑島慈悟郎
桑島慈悟郎
そんな行動に意味は無い!!!!
桑島慈悟郎
桑島慈悟郎
善逸!!!!
降りてこい!!!!
桑島慈悟郎
桑島慈悟郎
修行を続けるぞ!!!!
我妻善逸
我妻善逸
いやもう死ぬと思うので!!!!!!!!
我妻善逸
我妻善逸
これ以上修行したら!!!!!!!!
我妻善逸
我妻善逸
死ぬと思うのでぇえ!!!!!!!!
桑島慈悟郎
桑島慈悟郎
死にはせん!!!!!!
この程度で!!!!!!!!
桑島慈悟郎
桑島慈悟郎
早く降りてこいこの馬鹿者!!!!




_______________







じいちゃんは俺を何度だって根気強く叱ってくれた。




何度も何度も逃げた俺を、




何度も何度も、引きずり戻して、、、







我妻善逸
我妻善逸
も、もう無理だっ、
耐えられないっ、
逃げようっ、



俺が厳しい鍛錬に耐えられなくなって、夜逃げしようとした時も、



ダダダダダダダダッ!!!!👣👣




ガッ!!!!!!!!
(足を引っ掛けられる)




我妻善逸
我妻善逸
おわっっ!!!!!!!!


ズシャァァァア!!!!!!!!




桑島慈悟郎
桑島慈悟郎
フンッ!!
この大馬鹿者が。



ボカボカッ!!💥💥



バキッ💥💥



我妻善逸
我妻善逸
ぅっ、、、、、、グスッ
桑島慈悟郎
桑島慈悟郎
帰るぞい。
ズルズルズルズル、、、



いやあれは明らかにちょっとやりすぎだったと思うけど、





じいちゃんは絶対に俺を見限ったりしなかった。






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いいんだ善逸_______________






お前はそれでいい。_______________






ひとつ出来れば万々歳だ。_______________






一つの事しか出来ないなら、_______________






一つの事を極め抜け_______________






極限の極限まで磨け_______________













善逸、、、極めろ_______________




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我妻善逸
我妻善逸
っ、、、じいちゃんっ、、、





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