第117話

~一緒に~
6,394
2023/06/02 05:30
私は夜が明けるまで泣き続けた。





久遠蒼逸(14歳)
久遠蒼逸(14歳)
杏華、、、
御子柴杏華(14歳)
御子柴杏華(14歳)
っ、、、??
久遠蒼逸(14歳)
久遠蒼逸(14歳)
この村を出て、、、
鬼殺隊に入らないか、?
御子柴杏華(14歳)
御子柴杏華(14歳)
鬼殺隊、?
久遠蒼逸(14歳)
久遠蒼逸(14歳)
そう。
鬼を狩るんだ。
久遠蒼逸(14歳)
久遠蒼逸(14歳)
もうこれ以上、鬼のせいで悲しむ人達を増やしたくない、、、
御子柴杏華(14歳)
御子柴杏華(14歳)
っ、、、
御子柴杏華(14歳)
御子柴杏華(14歳)
私も、、、鬼殺隊に入るっ、、、!!
久遠蒼逸(14歳)
久遠蒼逸(14歳)
っ、一緒に頑張ろうっ、、、




そのあと、お父さんとお母さんを埋葬して、





私達は村を出た。








何日歩いただろう。







やっとの思いで私達は鬼殺隊の本拠地に着いた。







私達は鬼殺隊に入り、





毎日血のにじむような努力をした。





鍛錬をする時はいつも蒼逸と一緒だった。





任務に行く時も、





いつもいつも、






蒼逸と一緒だった。



そして、私達が鬼殺隊に入って5年、、、





私達が19歳になった頃、
御館様
杏華、蒼逸、、、
今日から君たちは、
御館様
柱だよ。ニコッ
御子紫杏華
御子紫杏華
!!!!
久遠蒼逸
久遠蒼逸
!!!!
御館様
鬼殺隊を支える柱として、
これからも頑張ってね。
御子紫杏華
御子紫杏華
御意。
久遠蒼逸
久遠蒼逸
御意。
私と蒼逸は柱になった。







_______________




御子紫杏華
御子紫杏華
私達、、、柱になったんだよね。
久遠蒼逸
久遠蒼逸
うん。
久遠蒼逸
久遠蒼逸
なぁ、杏華。
御子紫杏華
御子紫杏華
ん?
なに?
久遠蒼逸
久遠蒼逸
久しぶりに、夕日を見に行かないか?
御子紫杏華
御子紫杏華
いいよ!!




私達は鬼殺隊本拠地の裏にある山の頂上から夕日を見た。







御子紫杏華
御子紫杏華
ほんとに綺麗だね。
久遠蒼逸
久遠蒼逸
そうだな。



私は蒼逸と見る夕日が何よりも1番好きだった。







でも、今の蒼逸はどこか思い詰めた顔をしている。
御子紫杏華
御子紫杏華
どうしたの?
蒼逸、
久遠蒼逸
久遠蒼逸
杏華、、、
御子紫杏華
御子紫杏華
ん?
久遠蒼逸
久遠蒼逸
俺、杏華と居ると凄く落ち着くんだ。
御子紫杏華
御子紫杏華
なに、急に?
久遠蒼逸
久遠蒼逸
鬼殺隊にはいる時も
鍛錬する時も
柱になる時も、

ずっと、杏華と一緒にここまで来た。
御子紫杏華
御子紫杏華
うん。
久遠蒼逸
久遠蒼逸
俺は、これからも杏華の隣に居たい。
久遠蒼逸
久遠蒼逸
だから。
御子紫杏華
御子紫杏華
、、、?
久遠蒼逸
久遠蒼逸
俺と恋仲になってくれないか、
御子紫杏華
御子紫杏華
!!!!!!!!
御子紫杏華
御子紫杏華
もちろんっ、





_______________





そうして、私達は恋仲になった。






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