夜十二時_______________
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地下道を通って外壁の前まできた
カツン、カツン、
楔を使って音を最小限に抑えながら壁を登った
外壁から飛び降りた。
トンっ
その時だった。
ズルッ!!!!
彪馬が足を滑らせて、落ちてしまった。
ザザザザッ!!!
音を聞きつけた監視の忍が来た
ヴヴヴッ、、、
俺の前に通せんぼするようにヨダレを垂らした
鬼が飛びかかってきた。
鬼 ヴァアアア!!!!
当時の俺は日輪刀を持っていなかったため
鬼を弱らせるのに時間がかかった。
俺は壁を登るのに使ったクナイと
持ってきていた小刀で鬼の頭を徹底的に潰した。
急いで壁を登った。
壁の上まで上り、村全体を見回したが、
彪馬はどこにもいなかった。
ごめん、、、ごめんなっ、
そしてもう弟を連れ出せないと悟った俺は、
1人で行くことにした。
だが俺は弟を連れていくことは諦めてはいなかった
彪馬、
もう少し、もう少し待っていてくれ。
俺が絶対迎えに行くから。
それまで、
絶対に死ぬなっ_______________
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。