あなたside
今は夜の12時、、、
全然眠れない、、、
眠たくなるどころが目がどんどん覚めていくし、
なんだか体がそわそわしてきた、
何処かに行きたがっているような、
そんな感覚だった。
来て_______________
早く来て_______________
頭の中で誰かの声が聞こえてくる。
こっちよ_______________
早く_______________
そう口から言葉が零れる前に
体はもう外に出ていた。
タッタッタッ👣👣
こっちよ_______________
声の聞こえる方向に無我夢中で走った。
急いで_______________
あ、れ、?
声が、、、聞こえなくなった、?
気づくと私は鬼殺隊の本拠地の裏にある山の中にある、お堂の前に立っていた。
私はよく鍛錬の時にこの山を使ってたし、この辺も何度か通ったことがある。
こんなお堂、初めて見た、、、
もうボロボロで古いのに、どこか生命力に溢れていて、しっかり形も保っている。
よく来てくれました。_______________
あの声だ、!
誰、?
凛とした立ち姿に薄ピンク色の髪が綺麗に揺れていた。
腰には刀をしまっている。
鬼殺隊なのかな?
何も分からない。
でも、これだけはハッキリわかった。
今私の前に立っているこの人は、、、
この世のものでは、無い。
前世の、、、私、、、?
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。