彪馬side
ズバァァアッ!!!!!!!!
あぁ、、、とうとう頸を斬られたか、、、
俺としたことが、、、こんな奴らに負けるなんて
ゆらァ、、、
ゆっくり立ち上がった。
最後の力を振り絞って技を出そうとした。
その時だった。
ガシッ!!!!!!!!
彪馬、、、_______________
人の役に立つ、人を幸せにできる奴になろう。_____
その力は金の為、己の私腹を肥やす為に使うんじゃねぇ______
人の心に寄り添い、
命を誰よりも大切にする奴になろう_______________
そうだ、、、俺は、、、俺は、、、
彼奴に復讐したくて、、、鬼になってまで生き長らえたんじゃない、、、
ずっと俺はっ、、、
彼奴に会いたくてっ、
全部彼奴のせいにして勝手に憎んでいたことを謝りたくてっ、、、
やっと、思い出した、、、
自慢の弟だ。_______________
ぽろぽろっ…………
自然と涙が出てくる。
ボロボロ、、、、、、
あ、体が崩れ始めた。
やっと、やっと楽になれる。
助けに来てくれて、、、ありがとう、、、
俺の自慢の、兄ちゃん、、、、、、、、、
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!