善逸side
あなたが日輪刀に触れた時だった。
ブワァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あなたの日輪刀が大きく光った。
眩しくて、思わず日輪刀から手を離し、
目をおおった。
トクン、、、
トクン、、、
やさしい、、、
俺の、大好きな音、、、
この音は、、、
光が止み、ゆっくりと目を開けた。
日輪刀を持ったあなたは
今にも泣き出しそうな顔で俺を見ていた。
ギュッ!!!!!!
あなたを思い切り抱きしめた。
ポロポロと涙が溢れた。
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あなたside
善逸に抱きしめられた。
あったかい。
善逸のいい匂いがする。
ずっと、こうして欲しかった。
でも、そんな幸せな時間はいつまでも続かない。
ドクン!!!!!!!!!!!!!!!!!!
猛烈な痛みが身体中を駆け巡り、体が熱くなった。
まるで、体の内側が火傷をしているような痛みだ。
ドシャッ!!!!
あまりの痛さと息苦しさで地面に膝を着いた。
ボタボタッ!!!!!!
口をおおっている手の隙間から血が零れ落ちる。
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善逸side
何が起きてるんだ!!
なんで急にこんなことにっ!
その時だった。
ドガァァアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここは駄目だ。危険すぎる。
ザッ!!!!
俺は、とっさにあなたを抱き抱えて
隠の所へ行こうとした。
すると、
ボタボタッ!!!!!!!!!!!!
あなたが沢山血を吐いた。
俺はあなたを抱えて立ち尽くすしかなかった。
あなたが死ぬ、?
死ぬ、、、
善逸!!!!_______________
三色団子食べに行こっ!!!!_______________
あなたの楽しそうに話す声が頭の中で響いた。
諦めるな!!!!!!!!!!!!_______________
そうだ。諦めるな。
まだ。まだ宛はある。
俺は珠世さんのいる隠の所へ走り出した。
next🥶🥶
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。