善逸side
あなたから凄く不安がっている音がした。
絶対無事に帰ってきてね_______________
いつもあんなに心配しないのに、、、
それに、この山、、、1回来たことあったっけ、?
初めてだという感覚がしない。
それに、この山に入ってからずっと心がザワザワしている。
山奥での任務が終わり、
屋敷に帰るため下山していると、
ドクンッッ!!!
鬼の音っ!!!!!!!!
しかも、、、
バッ!!!!!!!!
音のした方向に目をやった。
カチャ、、、
鞘に手をかける。
ドクンドクンッッ!!
さっきからずっと心臓がうるさいっ。
それって、
あなたが前に言ってた御子柴杏華って言う人のことか?
ビュッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガガガガッッ!!!!!!!!
ビッ!!!!!!!!
無惨から出た触手が右腕をかすった。
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガガガガガガカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
_______________
一心不乱に刀を振った。
だけど、俺一人じゃ無惨の頸にかすり傷一つ付けることができなかった。
さっきから大技も連発しているため、
体力の回復が追いつかない。
ドズッ!!!!!!!!
横腹を無惨の触覚が貫通した。
咄嗟に避けてなかったら鳩尾を貫通するところだった
ズッ、、、
こんなとこで死ねない。
あなたと、、、約束したからっ。
絶対無事に帰ってくるって。_______________
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!