第210話

~渦中の柱合会議~
5,914
2020/12/06 16:14
善逸side



早朝の優しい太陽の光が照らす中、



緊急柱合会議が始まった。






いつも俺の隣に座っているあなたは、いない。






しのぶさんは薬の研究を急ぐため、



柱合会議には参加せず、研究室にいる。






御館様は近頃体調が優れず、



いつもは正座で話をしていたが



今日は御館様が寝込んでいる布団から




体を起こして話していた。




弱々しく今にも倒れてしまいそうな御館様の体を




2人の子供が一生懸命支えている。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
みんな、朝早くにすまない。ゴホッ
不死川実弥
不死川実弥
俺達は大丈夫です。
それより御館様の体調が気になります。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
そうだね。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
僕はこの通り、立つことが出来なくなってしまった。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
こうしてみんなと話が出来る時間もどんどん短くなっていく。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
もう、長くは生きられない。ゴホッ
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
そんなっ、
我妻善逸
我妻善逸
っ、、、
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
だから、
みんなに言っておきたいことがある。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
覚悟して聞いて欲しい。
柱全員
っ、、、
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
150年ぶりに、、、



上弦の''零''が復活するかもしれない。___________





柱全員
?!
時透無一郎
時透無一郎
どういう事ですか?!
上弦の零って、、、
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
上弦は壱までしかいないはずなのに、、、
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
200年前、侍のいた時代から約100年間
上弦の零という鬼が存在していた。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
産屋敷家に代々伝わる言い伝えによると上弦の零は、''えんじゅ''と言ったらしい。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
そして、
この世の鬼の中で、、、
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
一番、鬼舞辻に近かった鬼。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
でも、その鬼は突然姿を消した。
竈門炭治郎
竈門炭治郎
姿を消した、?
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
そう。
誰も槐の頸を斬った者がいないんだよ。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
強すぎる故、柱でさえかなわなかった槐がある日突然姿を消した。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
この上弦の零の存在は産屋敷家にのみ代々、''伝説''として受け継がれている。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
みんなが上弦の零を知らなかったのは無理のないことなんだよ。
我妻善逸
我妻善逸
!!!!!!
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
そんなっ、、、
上弦の零までいたなんて、、、
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
それに、今日を含めて、3日以内に
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
無惨はここを襲う。
柱全員
!!!!!!!!!!!!
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
みんな、
決戦の日が近づいて来ている。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
明後日かもしれない。
明日かもしれない。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
もしかしたら今日かもしれない。
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
っ、、、
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
みんな、覚悟しておくように。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
それと、
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
!!!!!!
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
ゴホッ!!!!!!


ドッ!!!!!!






御館様が苦しそうに倒れ込んだ。


不死川玄弥
不死川玄弥
御館様っ!!!!!!
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
ゴホッゴホッ!!!!!!!!!!!!
我妻善逸
我妻善逸
医者っ、誰か医者をっ!!!!!!






その後御館様は医者の応急処置を施され、容態は安定した。






でも、






倒れる前、御館様は何か言いかけてた。






どんな内容だったんだろう。




_______________






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👺終わり方を忘れた🤭

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